「FROZEN」をたまたま耳にして良かったので、久しぶりにlynch.を聴きました。 「MOMENT」 「MIRRORS」 「INFERIORITY COMPLEX 」あたりも、切ないメロディーのあるロックで好きです。ただ、以前からのファンの方にはあんまり受けてないのかな。一般的な邦楽という枠の中ではシャウトもあるし「激しい」音になるけれど、重さや厳つさを求めるにはちょっと弱い。私はメロディアスだしこれ位が好きです。

正直ガッカリ。肩透かしを食らった気分。 lynch.史上最も激しくて速いアルバムって売り文句だが、全然激しくない。ただ速いだけ。むしろ前作の方が激しかった。 ジャケ買いしようものなら失敗するのではないだろうか。 音も軽いし、すごいこじんまりとしてて迫力もない。 特にギターとメンバーコーラスは引っ込み過ぎ。 メンバーコーラスなんか、なんであんなに加工するのか理解できない。 普通にライブの時のシャウトの方がかっこいいのにもったいない。 「MIRRORS」のサブタイトルは正直いらない。 サブタイトルつけたことで、前作で言う「A GLEAM〜」みたいになってるのかと思いきや最後にボソッと「We’re not alone」て言うだけで期待はずれもいいとこ。こういう思わせぶりはやめた方がいい。 昔のようなダークな路線はもう聞けないのだろうか。 今回のアルバムは完全に一般受けを狙っているようにしか思えない。 葉月のシャウトも何か薄いし、ただただ聴きやすいポップロックという感じ。もっと厳つい曲を聴かせて欲しい。正直速けりゃいいてもんじゃない。

lynch.史上最高傑作。激しい曲、美しい曲が見事なバランスでおさめられている。12曲で42分という再生時間で非常に無駄なくコンパクトにまとまっている。曲間も含め一切ダレる事のない見事な構成。インディーズ時代からのファンにはニヤリとするニクイ演出あり。まさに鳥肌モノの1枚になること間違いなしだろう。

ゴリゴリのサウンドで奏でられるへヴィなロックであることは言うまでもない。ヴィジュアル系の中でもかなり男らしくクールで硬質な音を出す貴重なバンドだと思う。

全体的にみるとシャウトは少ないがそれでも激しい曲はちゃんとある。ダークな曲も何曲かあってアルバムとしてみればとても濃いものになっている。これはこれでいいと思う。

今までのアルバムに比べるとだいぶシャウトが少なく、唄の印象が強くなってる。 激しいlynch.が好きな人には物足りないかもしれないけど、SHADOWZなどライブ定番曲になりそうなものも収録されているので、買って損はない。

それまでのlynch.とはまた違った魅力が存分に詰まった表題曲「Ambivalent Ideal」と、ライブで暴れられること間違いなし！の「DOZE」の２曲が収録されたシングル。 Ambivalent Idealに関しては、ちょっとDirっぽいと感じたのは私だけでしょうか。。

過去の音源をﾘﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞされたもので、新曲は含まれないｱﾙﾊﾞﾑ。 ﾎﾞｰｶﾙのｼｬｳﾄは迫力満点で鬼気迫る印象が強い。もちろんｸﾘｰﾝﾎﾞｲｽも上手い。 何よりも驚いたのが歌詞。 ｺﾝﾊﾟｸﾄにまとめられた短文を延々と歌うものが多いが、曲を聴いてると短さを感じられない。 無駄に長文を書くよりも短文のほうがｼﾝﾌﾟﾙにﾘｽﾅｰに伝わるのかも。

1stのリテイクはややデジタル寄り、miniのリテイクはTHE AVOIDED〜寄りに仕上がってる。ただ、どの曲も粒がキラキラした感じでとても良い！各パートともレベルもぐんと上がってる。

アグレッシブなデスボイスとセクシーなクリーンボイスを高いレベルで融合させてメロディアスに聴かせてくれます。最高です。