最初の「月と月」からもっていかれました。城ワールドにゆっくりと浸っています。ずっとずっと聞いていたい歌手です。

耳に馴染んだ楽曲が彼女が歌うとまたより魅力的に深みも増して聞くことが出来ます。聞き手の心に染みるこの声と歌唱力は天からの贈り物なんだと思います。

一聴して、魂を持って行かれ、最後まで夢中で聴き入ってしまいました。 城南海さんの、魂まで揺さぶる歌の表現力は、本当に尋常ではないです。 全曲、カバーの域を遥かに超えて、もはや楽曲の「再創造」になっています。 なにより、 「曲のつかみ」がとんでもなく深い! だから何度聴いても新鮮で、飽きない。 歌のどの部分をとっても、純粋な歌心(うたごころ)にあふれています。 さらに、感情表現が絶品。 声量と声質、音程をフレーズ毎に微妙に変化させながら、絶妙なアーティキュレーション(音のつなげ方の手法)で、 微細な心のひだまで、余すところなく鮮やかに描き尽くします。 聴いていると、目の前に、歌詞で描かれた情景が一幅の絵となって見えてくるから驚きです。 また一言一言の言葉にも、「言霊(ことだま)」ともいうべき魂がこもっており、 どんな人でも、たとえ音楽に興味のない人でも、歌の世界に引きずり込んで感動させてしまう力があります。 歌のうまい歌手はたくさんいますが、この人はちょっと次元が違うように思います。 歌うために神々から選ばれて生まれてきた人がいるとすれば、まさに彼女のような人をいうのでしょう。 今回、城南海という歌手に出会えたことは、自分にとって、この上ない幸せです。