オランダの友達からZeromancerを紹介して貰ったんだけど、アーティストとして考え方としてもはっきり言って音楽と云う言葉を超越しているバンドだね。専門的に言うと歌詞からビートまで全てが統一されてなおかつストレートな表現力も持っている。このアルバムも色々な曲があって恋愛曲も多い。 けど、単純な恋愛の歌曲では全く無い。お前の事を愛しているなんて一言も言わないバンドだから。その逆を言っているし嫌いとも言ってない。何でお前はこうなんだ？俺には理解しづらいみたいな、究極の愛を追求している様な歌曲がこのバンドには多い。それに別れの恋愛曲が一切無いという所が俺にとってこのバンドが大好きな理由でもある。非常に最後の最後までポジティブなバンドはレア、別れの恋愛曲を歌った時点で終わったバンドが多いのも現実、Zeromancerは逆にリスナーを励ましたり、大事な事を思い起こしてくれる、恋愛に対しても勇気を与えてくれる、そういった要素を含んだ恋愛曲も歌っている忘れてはならないバンドだと俺は思う。ジャンルはインダストリアルロック、まさにゴスロリというラベルを超越し破壊したバンド、誰でも聴けます。俺も元ゴスだけど、Zeromancer聴いています。特定のカルチャーにしか聴けない音楽という時代は終わったのです。