Making Music

1987年に突如リリースされ、驚異と冒険心でリスナーを魅了した、ザキール・フセイン『Making Music』のLuminessenceシリーズLP盤が登場。

■さまざまな音楽的バックグラウンドを持つ即興演奏の巨匠たちが集結した驚異的な作品で、フィラデルフィア・トリビューン紙は、当時「フルート、タブラ、ギターの掛け合いは、しばしば息を飲むほど素晴らしい」と評し、ヤン・ガルバレクの演奏を「インドのヴォーカル音楽やシタールに合わせて音符を曲げるような演奏でノルウェーの冬を彷彿とさせるような音色」と表現した。
■マクラフリンのアコースティック・ギターによる素朴な演奏は、即興的な軽やかさで、フルート奏者ハリプラサド・チャウラシアの刺激的な楽器表現と、フセインのあらゆるリズムを網羅しているかのようなパーカッションを結びつけている。ドイツの日刊紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングが「この4人のうち1人でも欠けていたら、『Making Music』は想像もできないだろう」と結論づけた理由も容易に理解できる。

「その結果、南アジアの音楽とジャズを近年最も成功裏に融合させた、どちらの要素も損なうことのないハイブリッド作品が誕生した。4人はいずれも卓越したミュージシャンである。彼らはまさに「音楽を創り出す」存在であり、単純な分類を超えたサウンドを生み出している。「ワールドミュージック」というジャンルがあるならば、このアルバムはそれを最もよく体現しているといえるだろう。- フィラデルフィア・トリビューン紙

■本作はオリジナル発売以来初となるECMのルミネスンス・シリーズの一環として、初めてヴァイナル盤で再発され、ティップオン・ゲートフォールド仕様でのリリース。

＜パーソネル＞Zakir Hussain(per) Hariprasad Chaurasia(fl) John McLaughlin(acoustic-g) Jan Garbarek(sax)

（メーカーインフォメーションより）