ボン・イヴェールのメンバー兼アレンジャーが中心に結成、いま注目を集める「インディー・クラシック」界の象徴的アンサンブル。
ベン・フォールズ、アノーニ、ポール・サイモン… 様々なアーティストとコラボレーションを展開するグループ新作。
ベン・フォールズ、アノーニ(アントニー&ザ・ジョンソンズ)、スフィアン・スティーブンス、ダーティー・プロジェクターズ、ホセ・ゴンザレス、マイ・ブライテスト・ダイアモンド…ジャンルを越えたアーティストたちとのコラボレーションを展開してきたブルックリンの新世代チェンバー・アンサンブル< yMusic>による、最新4thアルバムが完成。いま熱い注目を浴びるインディー・クラシック・シーン、その象徴的コレクティヴの最新到達点。
新しい音楽、新しいサウンドはいくらでも作り出すことができる――それも管弦6人によるチェンバー・アンサンブルと、作曲家とのコラボレーションという伝統的な手法によって。ボン・イヴェールのメンバー兼アレンジャーでもあるロブ・ムース( アントニー&ザ・ジョンソンズやスフィアン・スティーヴンスのアレンジャーでもある)、CJの二人を中心に、コンテンポラリー・クラシックの作編曲家としての活動からインディー・ロック〜ジャズに渡る多彩な演奏経験を持つメンバー揃いのコレクティブ< yMusic>は、本作によって再度そのことを証明してみせた。
ピューリッツアー受賞コンポーザーで、カニエ・ウェストとも度々コラボレーションし(「Say You Will (remix) 」「Wolves」等)、カニエ楽曲にクラシック・コンポジションのテクスチュアを与えていることでも知られるキャロライン・ショウ。メトロポリタン・オペラ(北米最大のクラシック・カンパニー)の歴史において、最初に嘱託された女性作曲家の一人であるミッシー・マゾーリ。1980年代のアメリカ人女性作曲家を中心に取り上げた本作は、野心的な作風と柔らかなトーンが絶妙な一致をみせる。サンフランシスコ出身の作曲家ガブリエラ・スミスによるエンディング曲はその象徴で、トレモロアームのフィードバックノイズを思わせる甘美でデリケートなイントロから、ミニマル・ミュージックのスリルを現代のバンドサウンド的なドライブ感で展開した至高のトラックだ。
2011年のデビュー作『Beautiful Mechanical 』、2014年の2nd『Balance Problems 』はともに、タイム・アウト・ニューヨークが選ぶ<クラシック・レコード・オブ・ザ・イヤー>の第一位に選出。また前述の人気アーティストたちとの録音、ツアーでの共演を経て、カーネギーホールでの単独公演もソールドアウトするなど、シーンを象徴するグループとなったyMusic。ポール・サイモン2018年の傑作『イン・ザ・ブルー・ライト』にフィーチャー、現役最後のワールドツアーにも参加するなど、今やその活動はメジャー・シーンにも及んでいる。ここ日本でも、ラティーナ誌2017年3月号の表紙(インディー・クラシック特集号)を飾り、Jazz The New Chapter 3 でも大きく取り上げられるなど、シーン全体としても俄に注目を集めている。
(メーカーインフォメーションより)