Versailles (+DVD)[First Press Limited Edition]

やっと素晴らしいバンドが出てきたか…と思ったら、ラレーヌ、ニューソドミー同様、やはり活動停止ですか。 このアルバムも新曲はあるものの、短時間で作りあげたような曲ばかりで、ラルクやルナシーのような曲がある。残念なアルバムです。 予想的中、ベストやＤＶＤが出ます。金目的かよ。

先行で発売されたROSE は、新曲2曲のあとのLove Will ・・・（日本語）は、クサイ歌詞でせっかく、いい雰囲気の英詞の本曲を台無しに、してるしRed Carpet リテイクは、小綺麗に、まとまりすぎてインディーズの頃の斬新さが全く感じられなかった。 本作は、完成度こそNOBLE 、JUBILEE を超えては、いないが、トータルでいうと活動休止は、やはり残念といえるくらいの、秀作である。 1曲目に、彼らの代表ＳＥ のPrerude (唐突に、これを持ってきたのは原点回帰？）〜ROSE 、ファンなら誰しもテンションが上がるＳＥ 効果だ。配信限定だったRhapsody Of Darkness では、DEADEND ばりのジワジワ締め付けるような斬新な展開で煽ってくれる。（個人的には1番気に入った曲♪）　Edge of the Worldではグワンジ風の骨太なサウンドを取り入れて新鮮、Illusionではルナシー、ラルクをモロに、やってしまった感(苦笑）、妖-ayakasi -は 和風で陰陽座の好きな方にはお薦め♪　Createed Beauty 〜Holygrail -amoroso- はHizaki 、Teru の泣きのツインと地についた落ち着いたプレイで聴く者を離さない。Brave 〜Truth と疾走感溢れる曲で駆け抜け、ラストにSympathia 、（コレはやはり彼らの卒業ソング？？） ザックリこれだけ書いてみても、充実した内容で買って損はしないだろう。 Holygrail 発売以降 の彼等には、釈然としないものがあった。・・・同じ曲の限定盤シングルを何種類も発売したり、ファンサービスとはいえジャニーズ顔負けの茶番な帯ドラマに出演したり（Xだってバラエティ番組出演がブレイクのきっかけだったけど・・・）　活動休止が決まると、ファイナルに高額なプレミアムシートを販売したり、・・・彼等がファンの事を大切にしていたとしても、拝金主義丸出しのプロダクションやレコード会社にはいい加減ウンザリする。これらの行為はファンを格差化しているも同然である。 そしてまるで彼等も単なる商品化されたBand に見えてしまうのである。 かく言う私も、彼等をDEADEND 以来の革新的サウンド、 Ｘ ,マリスミゼル以来のヴィジュアルショック！と絶賛してLive にも参戦していた人だ。 願わくは彼等も商業主義のプロダクション及びレコード会社から離れ、 もう１度インディーズで、叩きあげて真のカリスマBand として帰ってきてほしい。

活動休止前、最後のアルバム。前作のような大曲こそないが、佳曲が詰まった良い作品。技術の高い激しい演奏に綺麗な歌メロが乗る、versaillesにしかできない独自のスタイル。活動休止が本当に残念だ。