UP-BEATのアルバムをリアルタイムで買ったのは、このアルバムが最初だったか…手元にあるのは確か当時初回限定盤だったデジパック盤です。個人的には前作『HERMIT COMPLEX』がベストだとは思いますが、このアルバムも懐かしさもあり、今聞いてもいいアルバムですね。前作には統一感がありましたが、このアルバムでは多彩さが前面に押し出されているように思います。その（音楽的な）多彩さに当時は付いていけないところがあったかな…(^^;) 前作にはなかったへヴィさを感じさせるＭ-1，4、歌詞も皮肉なＭ-2、一転してキャッチーなラブソングＭ-3、ユニークなＭ-6，9、道化の物悲しさが曲調にも表されるＭ-5、らしさが発揮されているＭ-7，8…やっぱりいいアルバムですね(^^) 自分がUP-BEATを聴いていたのはメンバーが3人になった自作『Weeds ＆ Flowers』まで。ビクターさん、『HAMMER MUSIC』と『Weeds ＆ Flowers』も是非再発してください!!いや、それ以降のアルバムもかな…。そういえば10年以上前の話だと思いますが、UP-BEATのトリビュートアルバムが発売されたということを数年前に知り大変驚きました。自分思っている以上に次世代以降のアーティストたちにも影響を与えたいたということなのか…。誰が参加してたんだろ？どの曲が取り上げられているのか…。今の若い世代の人たちにも、きっと“何か”を感じさせるアーティストですよね、UP-BEATって…。

UP-BEATのアルバムが1年以上前に再発されていたとは...。このアルバムが出たのは周りの影響などもあって洋楽も聴き始めた高校生の時。よく聴いてたなぁ〜...。全般的にキャッチーさはありながらも、特にＭ-2，3，6あたりの歌詞は、それまで自分の聞いていた日本のバンドにはないもので、その“異物感”が曲の良さをより引き立たせていて、いいアルバムになっていると思う。大学以降、ほぼ洋楽一辺倒になってしまった後も時折引っ張り出して聴きたくなることがあった...大人になってから聴くと、Ｍ-8“Brother Hopeの為に”の歌詞など高校生の時に聴いていた感覚と違って聞こえてきたりして...そうそうＭ-4も好きな曲だなぁ...。今の若い人たちが聴いたら、どんな感想を持つんだろう？そんなことまで感じさせてくれるアルバムです。

このアルバムは後追いで聴きました…まだ‘習作’といった感じがしますね…。でも“SAYONARA SEKAI”や“Human Doll”などは曲も考えさせられる歌詞も良いと思います。次作の“Brother Hopeの為に”と並んで大人になってから聴いた時の方が考えさせられるものがありました…。でも全般的に大人し過ぎるというか…サウンドプロダクションの問題かなぁ？先にあげた２曲も『HAMMER MUSIC』収録のリミックスヴァージョンの方が好きだったりします(^^)