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時空と重力を読み解く数学(仮)

Steve Nadis

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799112519
ISBN 10 : 4799112511
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書「あとがき」で「ブラックホールに関する経験的証拠は議論の余地のないものとなっている」と、著者の一人であるヤウ教授は断言する。いわく、かつてはSF領域の空想の産物だったブラックホールは、「いまや一般相対性理論の限界を探り、量子重力へのさまざまなアプローチの可能性を評価するための主要な実験場の一部」となっている。時空と重力、そして摩訶不思議なブラックホールに関連して「無毛定理」や「宇宙検閲官仮説」、さらには「11次元多様体」など宇宙を探りつづける私たちの歩みを総覧することもできる本。

【著者紹介】
スティーヴ・ネイディス : サイエンス・ライター。米国マサチューセッツ州ケンブリッジ在住。ハンプシャー・カレッジ卒。米国の著名な科学誌“Discover”で寄稿編集者、同じく米国の科学誌“Quanta”のライターをつとめる

シン=トゥン・ヤウ : 丘成桐。中国・広東省汕頭市生まれ。香港中文大学卒業後に渡米。カリフォルニア大学バークレー校で学び、1971年に博士号取得。1990年、米国籍取得。ハーヴァード大学名誉教授。現在は北京在住で、2022年より清華大学で数学主任教授。時空の余剰次元を6次元とする「カラビ=ヤウ多様体」の生みの親として宇宙論の分野で名を知られ、数学に関する賞の最高権威「フィールズ賞」を1982年に受賞。また、アインシュタインの友人で同級生だったスイスの数学者グロスマン(本書にも登場)の名を冠した「マルセル・グロスマン賞」を2018年に受賞した

辻川信二 : 早稲田大学先進理工学部物理学科教授。専攻は一般相対性理論、宇宙論。博士(理学)。東京大学理学部数学科卒業後、早稲田大学大学院理工学研究科で宇宙物理学を専攻。2001年、同研究科で博士後期課程修了。2003年、英国ポーツマス大学Institute of Cosmology and Gravitationに研究員として滞在。2004年に帰国し、群馬工業高等専門学校講師、東京理科大学准教授、同教授をへて、2020年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    連休だったことを幸いに主に夜中に時間を気にせず一気読みした。 「時空と重力、そして摩訶不思議なブラックホールに関連して「無毛定理」や「宇宙検閲官仮説」、さらには「弦理論」「11次元多様体」など、〈私たちの宇宙〉を探りつづける〈科学者たちの歩み〉を総覧することもできる本」。一般向けだが吾輩が読んできた中ではややハード。アインシュタインが一般相対性理論構築に至るギリギリの探求が類書の中では一番詳しく(さすが書いたのはジャーナリストで、ドキュメント風にさえ感じられる筆致で)描かれていた。

  • やいっち

    再読の今回も殆ど理解を超えていたが、面白くて(ワクワクドキドキ)、まる一昼夜で読了。

  • やいっち

    連休だったことを幸いに主に夜中に時間を気にせず一気読みした。 「時空と重力、そして摩訶不思議なブラックホールに関連して「無毛定理」や「宇宙検閲官仮説」、さらには「弦理論」「11次元多様体」など、〈私たちの宇宙〉を探りつづける〈科学者たちの歩み〉を総覧することもできる本」。一般向けだが吾輩が読んできた中ではややハード。アインシュタインが一般相対性理論構築に至るギリギリの探求が類書の中では一番詳しく(さすが書いたのはジャーナリストで、ドキュメント風にさえ感じられる筆致で)描かれていた。

  • やいっち

    「時空と重力、そして摩訶不思議なブラックホールに関連して「無毛定理」や「宇宙検閲官仮説」、さらには「弦理論」「11次元多様体」など、〈私たちの宇宙〉を探りつづける〈科学者たちの歩み〉を総覧することもできる本」。一般向けだが吾輩が読んできた中ではややハード。アインシュタインが一般相対性理論構築に至るギリギリの探求が類書の中では一番詳しく(さすが書いたのはジャーナリストで、ドキュメント風にさえ感じられる筆致で…且つフィールズ賞受賞の世界的権威の数学者シン=トゥン・ヤウに監修されつつ)描かれていた。

  • 薫風

    理論物理学を学んだ人は直面したことでしょう、特殊相対性理論から一般相対性理論への拡張における、数学的難易度の飛躍。その背景にある幾何学の概念について、定性的に解説した一冊です。著者がサイエンス・コミュニケーターということで、厳密さよりも概念的な分かりやすさを重視しており、リーマン幾何学が分からない!という物理学徒が読むと参考になりそうでした。また、一般相対性理論から導出される不可思議な予測、例えばブラックホールや重力波といった存在について、幾何学がいかに研究に貢献しているかを学べる一冊でもあります。

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