CD 輸入盤

サザーランド/デッカ・スタジオ・リサイタル全集(23CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4783243
組み枚数
:
23
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


サザーランド/デッカ・スタジオ・リサイタル全集
豪華23枚組限定盤!


サザーランドがデッカに残したスタジオ・リサイタル録音をすべて収録。イタリアで「La Stupenda(とてつもない声を持つ女)」と称賛されたサザーランドの声の魅力を、デッカの優れた録音技術によって堪能できるアルバムが揃っており、得意のコロラトゥーラから詩情豊かな歌曲まで多彩な内容となっています。レア&ファースト・レコーディング集にも注目です。48ページ・ブックレット付き。(HMV)

【収録情報】
CD1:オペラティック・アリア集
情景&アリア集:『ランメルモールのルチア』、『エルナーニ』、『シチリア島の夕べの祈り』より
 パリ音楽院管弦楽団
 ネッロ・サンティ(指揮)

CD2〜3:プリマドンナの芸術
アリア集:『アルタクセルクセス』、『サムソン』、『ノルマ』、『清教徒』、『セミラーミデ』、『夢遊病の女』、『ファウスト』、『ロメオとジュリエット』、『オテロ』、『後宮からの逃走』、『椿姫』、『ハムレット』、『ラクメ』、『ユグノー教徒』、『リゴレット』より
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)

CD4〜5:コマンド・パフォーマンス
アリア&歌曲集:『ル・シッド』、『ディノーラ』、『道化師』、『群盗』、『ルイザ・ミラー』、『婚約手形』、『テンダのベアトリーチェ』、『マルティナ』、ジプシーと小鳥、口づけ、理想の人、セレナータ、マッティナータ、見よ、優しきひばりを、夏の名残りのばら、ホーム・スウィート・ホーム (埴生の宿)、アイ・ドレムト・アイ・ドゥウェルト・イン・マーブル・ホールズ
 ロンドン交響楽団
 リチャード・ボニング(指揮&ピアノ)

CD6:ベル・カントの時代T
アリア集:『チェッキーナ、または良い娘』、『アタランタ』、『アルテミジア』、『サムソン』、『セメレ』、『アスタルト』、『アルタクセルクセス』、『ロジーナ』、『魔笛』、『後宮からの逃走』、『牧人の王』、『アンジェラ』より

CD 7:ベル・カントの時代U
アリア集:『セミラーミデ』、『ポルティチの唖娘』、『魔弾の射手』、『テンダのベアトリーチェ』、『ドン・パスクァーレ』、『ルクレツィア・ボルジア』、『アッティラ』、『異国の女』、『セビリャの理髪師』、『ボレロ』より
 マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
 リチャード・コンラッド(テノール)
 ロンドン交響楽団(CD6)
 ロンドン交響楽団&合唱団(CD7)

CD8:もろびとこぞりて
もろびとこぞりて、あめなる神には、オ・ホーリー・ナイト、おお、神々しき贖い主よ、この嬰児は誰なるぞ、クリスマスの12日、よきかなウェンセラス王、あめには栄え、マリアの子守歌、アヴェ・マリア、柊と蔦、荒野の果てに、お部屋を飾って
 アンブロシアン合唱団
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD 9:ノエル・カワード集
ソング・フロム・カンヴァセーション・ピース、ビター・スウィート、オペレッテ、アフター・ザ・ボール、パシフィック1860
 管弦楽団&合唱団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD10〜11:ラヴ・ライヴ・フォーエヴァー
オペレッタ歌曲集:『学生王子』、『ボーイズ・フロム・シーラキュース』、『ザ・デザート・ソング』、『ミュージック・イン・エア』、『ローズ・マリー』、『ザ・オンリー・ガール』、『ショウ・ボート』、『ザ・メイド・オブ・マウンテンズ』、『トム・ジョーンズ』、『シェリュバン』、『小鳥売り』、『デュバリー伯爵夫人』、『メリー・ウィドウ』、『スペインのナイチンゲール』、『ドルの女王』、『ポンパドゥール夫人』、『愛しのアウグスティン』、『エヴァ』、『ワルツの夢』、『オペラ舞踏会』、『カサノヴァ』、『ザ・キング・ステップス・アウト』、『ザ・チョコレート・ソルジャー』、『バラライカ』、『パガニーニ』より
 アンブロシアン合唱団
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD12〜13:ロマンティック・フランス・アリア集
アリア集:『ロビンソン・クルーソー』、『ルイーズ』、『ジェロルスタイン大公夫人』、『マノン・レスコー』、『フラ・ディアヴォロ』、『真珠採り』、『ホフマン物語』、『サンドリヨン』、『ミレイユ』、『北極星』、『ザモラの貢ぎ物』、『悪魔のロベール』、『心臓と手』、『レ・ノス・ド・ジャネット』、『ファウスト』、『ヴァスコ・ダ・ガマ』
 スイス・ロマンド管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD14:我が母の教え給いし歌
歌曲集:ドヴォルザーク、メンデルスゾーン、デル・リエゴ、マスネ、グノー、ネルソン、ドリーブ、ラ=フォージ、ユンカー、ハーン、アブト、グリーグ、リスト
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD15:オペラ・デュエット集
デュエット集:『椿姫』、『夢遊病の女』、『シャモニーのリンダ』、『オテロ』、『アイーダ』より
 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)

CD 16 & 17:音楽の夜会
歌曲集:ロッシーニ、レオンカヴァッロ、ドニゼッティ、レスピーギ、ベッリーニ、ヴェルディ、チマーラ、ポンキエッリ、マスカーニ、グノー、ゴダード、マスネ、ラロ、トマ、サン=サーンス、フォーレ、ビゼー、マイアベーア、シャミナーデ、ドリーブ、ハーン、アダン
 リチャード・ボニング(ピアノ)

CD 18:ワーグナー・リサイタル
アリア集:『リエンツィ』、『さまよえるオランダ人』、『タンホイザー』、『ローエングリン』、『ワルキューレ』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、『トリスタンとイゾルデ』より

CD19:モーツァルト・リサイタル
アリア集:『牧人の王』、『フィガロの結婚』、『魔笛』、あなたに明かしたい、おお神よK.418、K.505、『イドメネオ』より
 ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD20:ベル・カント・アリア集
アリア集:『ケルニワース城のエリザベッタ』、『アッティラ』、『カプレーティとモンテッキ』、『ベトリー、またはスイスの山小屋』、『ラ・ファヴォリート』、『アフリカの女』、『ウィリアム・テル』、『セビリャの理髪師』より
 ウェールズ国立歌劇場管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD 21 トーキング・ピクチャーズ
(映画音楽&ミュージカル集)
 イギリス室内管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

CD22:ロマンティック・トリオ集
ソプラノ、ホルンとピアノのための歌曲集:デンツァ、パンスロン、クロイツェル、ニコライ、プロッホ、シュクロウプ、ドニゼッティ、ラハナー、キュッケン、マスネ、ベルリオーズ
 バリー・タックウェル(ホルン)
 リチャード・ボニング(ピアノ)

CD 23:レア&ファースト・レコーディング集
アリア集:ボノンチーニ、パイジェッロ、プッチーニ、アーン、ヘンデル
 フィロムジカ・オブ・ロンドン
 グランヴィル・ジョーンズ(指揮)
 エイドリアン・ボールト(指揮)
 アンソニー・ルイス(指揮)

ロシア歌曲集:ストラヴィンスキー、キュイ、グレチャニノフ、グリエール:コロラトゥーラ・ソプラノ協奏曲
 ロンドン交響楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

ドニゼッティ:高い身分と豪勢な暮しに…フランス万歳!
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 リチャード・ボニング(指揮)

 ジョーン・サザーランド(ソプラノ)他

 録音:1959〜87年

【プロフィール】
ジョーン・サザーランド(サザランド)は、1926年11月7日は、オーストラリアのシドニー郊外ポイントパイパーに誕生。幼少のころから歌うことが大好きだったサザーランドは、メゾソプラノの美声の持ち主でもあった母から歌の手ほどきを受け、のちにシドニー音楽院に進んで本格的に声楽を学び、1947年、演奏会形式上演での『ディドーとエネアス』で歌手デビュー。その後、ロンドンの王立音楽アカデミーでも学び、1952年、『魔笛』の第一の侍女役でロイヤル・オペラ・ハウスにデビューします。
 当初は、『仮面舞踏会』のアメリア役や、『フィガロの結婚』の伯爵夫人役、『魔弾の射手』のアガーテ役、『ホフマン物語』の三役、『カルメン』のミカエラ役、『マイスタージンガー』のエヴァ役、『オテロ』のデズデモーナ役、ティペット『真夏の結婚』のジェニファー役などドラマティックからリリックまで多言語の幅広い役柄をこなしていますが、1954年、指揮者リチャード・ボニングとの結婚を機に大きな転機が訪れることとなります。
 リチャード・ボニング[1930- ]は、最初ピアニストを目指して勉強し、14歳でリサイタル・デビューするほどの腕前でしたが、サザーランドと出会ってオペラに深く魅せられ、指揮者に転向する道を選ぶこととなります。ボニングはベルカント・オペラと指揮について猛勉強して研究を重ね、サザーランドに助言を与え、歌唱指導にあたりました。その結果、もともとはワーグナー・ソプラノを目指していたという彼女の歌はベルカント仕様に大きく変化を遂げることとなります。
 成功のきっかけは、1959年コヴェントガーデンでのセラフィン指揮による『ランメルモールのルチア』でした。彼女はここで、ルチア役を素晴らしい歌唱でこなして驚異的な大成功を収めることになります。その声量はとても大きく、音域も広大でしかもムラがなく色彩も豊かであり、コロラトゥーラのテクニックも完璧という彼女の歌唱は、旧来のコロラトゥーラ歌手のイメージを大きく上回る真のベルカント歌手の名にふさわしい実に見事なものでした。そのため、伝説の歌手であるメルバになぞらえて「ネリー・メルバの再来」という賛辞が呈されることとなりました。
 このコヴェントガーデンでの大成功を受け、1961年にはメトロポリタン歌劇場とミラノ・スカラ座でもルチアを歌って高い評価を獲得。翌1962年には、ロッシーニの埋もれていた傑作『セミラーミデ』の主役を歌っての蘇演の成功が、同作品をレパートリーとして定着させることにつながります。
 以後、ベルカント・オペラの復活上演に力を注ぐこととなるサザーランドは、イタリアでは「La Stupenda(とてつもない声を持つ女)」と称賛されてもいました。

ユーザーレビュー

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サザーランドはカラスやテバルディとは違い...

投稿日:2017/11/02 (木)

サザーランドはカラスやテバルディとは違い、超絶なテクニックと声の魅力を持った伝説的な歌手だ。 歌手活動の最後の方では声に軽やかさがなくなり、重たいというか癖のようなものを感じるが、この録音の特に初期の歌唱を聴くとカラスやテバルディをはるかに越える力を持っているように思う。 ディスク12、13のフランス・オペラのアリア集が素晴らしい。 意外なレパートリーとしてワーグナーの作品や、グリエールの「コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲」やキュイ、グレチャニノフ、ストラヴィンスキイの歌曲を録音しているのが面白い。 ラフマニノフの「ヴォカリーズ」がないのが残念。 このBOXはアリアなどを集めた物だが、サザーランドが指揮者で夫でもあるボニングと時代に埋もれてしまったオペラ作品を復活させた功績は大きい。 サザーランドのオペラ録音全集が出ることを期待したい。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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