CD

Fairest Isle -Purcell & Britten : Kyoko Murai(S)Taro Takeuchi(G, Lute)Masako Hirao(Gamb)Hiroyo Imgawa(P)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ALCD7188
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

村井香子/美しき島〜イギリスの歌 パーセルとブリテン

イギリス音楽史に燦然と輝く作曲家パーセル[1659-1695]とブリテン[1913-1976]。パーセルが開拓した英語のもつ音の輝き、自由さ、活力をいかした音楽を終生の規範としたブリテンは、パーセル作品を積極的に編曲し、250年前の偉大な作曲家の存在を現代に蘇らせました。
 「Fairest Isle=美しき島」で生まれたパーセルとブリテンの歌曲とこの島で生まれた民謡を、柔らかな糸でひとつのプログラムに編み上げたのは気鋭のソプラノ村井香子(むらいきょうこ)。ギター&リュートの竹内太郎、ヴィオラ・ダ・ガンバの平尾雅子、そしてピアノの今川裕代ら名手たちによる最高のサポートを得た清冽な歌声が、心の奥底を震わせます。
 連続テレビ小説「マッサン」や「花子とアン」でも話題になり、特に中高年の間で大ヒットとなっている「広い河の岸辺 (The Water Is Wide)」(原題「ああ何たること、悲しいかな (O Waly Waly)」)ほか、「グリーンスリーヴズ」、「サリー・ガーデンズ」など、日本人にも馴染み深いメロディがブリテンのアレンジにより新たなる表情を見せます。(ALM RECORDS)

【収録情報】
● パーセル:美しき島
● パーセル:美しい若者よ
● イングランド/アイルランド民謡:リリバレッロ(ギター・ソロ)
● パーセル:緑の葉が落ちて
● パーセル:もしも音楽が愛の糧ならば(第1稿)
● イングランド民謡/ブリテン編:グリーンスリーヴズ
● スコットランド/イングランド民謡/ブリテン編:ああ何たること、悲しいかな
● パーセル:恋の病から逃れようとしても  
● パーセル:もしも音楽が愛の糧ならば(第3稿)
● ブリテン:歌曲集『この島で』
● スコットランド民謡:僕は君を愛していることに気づかなかった(リュート・ソロ)
● パーセル:薔薇の花より甘く
● イングランド民謡/ブリテン編:サリー・ガーデンズ
● パーセル/ブリテン編: 恋の病から逃れようとしても
● パーセル:夕べの讃歌
● パーセル/ブリテン編: 羊飼いたちはなんと恵まれていることか
● アイルランド民謡/ブリテン編: 夏の最後の薔薇


 村井香子(ソプラノ)
 竹内太郎(バロック・ギター&リュート)
 平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 今川裕代(ピアノ)

 使用楽器:
 バロック・ギター:マーシャル作、パリ、1770年頃
 リュート(ダブルフレット仕様):デイヴィッド・ヴァン・エドワーズ工房、イギリス、1992年
 ヴィオラ・ダ・ガンバ:ヨアヒム・ティールケ作、1695年頃

 録音時期:2014年8月27,28日、10月30,31日
 録音場所:神奈川県、相模湖交流センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 解説:クリスティン・バリス、村井香子
 歌詞対訳付き

【村井 香子(ソプラノ) Kyoko Murai, soprano】
東京都出身。武蔵野音楽大学声楽科卒業。1999年に渡英し、トリニティ音楽大学声楽専攻科ポストグラジュエイト・ディプロマを首席で修了。その後、文化庁新進芸術家海外留学研修員としてギルドホール音楽院古楽科にて声楽を学び、修士(M.Mus.)を取得。在学中にパーセルのキング・アーサーのキューピット役を演じポール・シン・オペラ賞、またロイ・プレサンス声楽コンクールで第1位、エラ・キドニー古楽コンクールで第1位受賞。2009年グリニッジ国際古楽フェスティバルにてソロ・リサイタルを行った。イギリスの室内合唱団、イングリッシュ・ヴォイシス、またフィラモニア・コーラスの団員としてBBCオーケストラ、エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団等とイギリス国内を中心にヨーロッパ各地、アメリカ公演に参加する。これまでに声楽を亀井陽二、リンダ・ハーストに師事、エマ・カークビー、エヴリン・タブ、セイラ・ウォーカー各氏に指導を受けた。ナンシー・ハッデンとサリテ女声コーラス「Ceremony of Carols キャロルの祭典」「Judith Cloud, Three Spells ジュディス・クラウド 3つの呪文」(CRD レコード)ほか、多くの録音に参加した。(ALM RECORDS)

【竹内 太郎(バロック・ギター&リュート) Taro Takeuchi, baroque guitar & lute】
京都生まれ、立教大大学卒業後、ロンドンのギルドホール音楽院でナイジェル・ノースに師事。文化庁派遣芸術家としてバッハのリュート作品とバロック時代のギター音楽を研究。ベルリン・フィル、啓蒙時代オーケストラ、ナイジェル・ケネディ、レイチェル・ポッジャーなどとの共演の他、ソロ活動も活発に行っている。CDには「フォリアス!」「アフェットーソ」「ギターの世紀」などがあり、「古楽器のコルトレーン」「高貴な演奏」などと評された。2015年には浜松市楽器博物館の所蔵楽器を用いたCD「18世紀のギター音楽(仮称)」がリリースされる。英国リュート協会前理事、日本リュート・アーリーギター・ソサエティ・ディレクター。ロンドン在住。(ALM RECORDS)

【平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) Masako Hirao, viola da gamba】
京都に生まれる。国立音楽大学楽理科卒業後、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムでディプロム取得。更にオランダのハーグ王立音楽院にて研鑽を積む。在欧中はジョルディ・サバル氏主宰「エスペリオンXX」のメンバーとして活動。帰国後は自らの研究をもとに数多くの演奏会、CD録音を企画。コジマ録音(ALM)よりCD《マラン・マレの横顔》 I - V (全盤レコード芸術誌特選盤。IVは2006年レコード・アカデミー賞[音楽史部門]受賞)、《J.S.バッハ、ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ全3曲他》、《ディエゴ・オルティス ルネサンス装飾の粋》(同誌および朝日新聞特選盤)他多数リリースされている。2010年アルテスパブリッシングよりオルティス著『変奏論(Trattado de Glosas)』解説付き邦訳を、2014年にはドイツのEdition Offenburgより『ORTIZ:RECERCATE』を出版。国立音楽大学、京都市立芸術大学非常勤講師。(ALM RECORDS)

【今川 裕代(ピアノ) Hiroyo Imgawa, piano】
シュトゥットガルト国立音楽大学及びザルツブルグ?モーツァルテウム国立音楽大学修士課程首席修了。アンドレ・マルシャン、故ハンス・ライグラフ各氏に師事。サレルノ国際ピアノコンクール第1位、シューベルト国際ピアノコンクール第2位、ブラームス国際音楽コンクール第2位、A.ルービンシュタイン国際コンクール第3位など受賞多数。英国王室宮殿内での御前演奏やヨーロッパ各地の音楽祭出演のほか、NHK響、東京フィル、新日本フィル、関西フィル、日本センチュリー響、アンサンブル金沢、チェコ国立ブルノ・フィル、ドルトムント・フィル、ベネズエラ響、レニングラード国立歌劇場管など数多くのオーケストラと共演し、幅広く活動を展開している。(ALM RECORDS)

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