Songs of Hope : Marie-Laure Garnier(S)Celia Oneto Bensaid(P)

困難な時代に問う、人種や性を超えた心を歌う。

1991年南米仏領ギアナ生まれの黒人リリック・ソプラノ、マリー＝ロール・ガルニエと、1992年パリ生まれのピアニスト、セリア・オネト・ベンサイドは、2011年以来デュオ活動を行っています。彼女たちのノマド・レーベル第1弾で、彼女たちはプーランクとメシアンのフランス歌曲と黒人霊歌の間の神聖さ、希望、人類が経験した未曾有の困難についての対話をしようとしています。
　もともとフランス歌曲は彼女たちのレパートリーの中心で、プーランクとメシアンも絶妙な表現を繰り広げていますが、どれも宗教感覚の強いもので感動的。そこに黒人霊歌が織り交ぜられます。
　彼女たちは黒人霊歌も大事なレパートリーとしてコンサートで披露してきました。フランス歌曲と非常に遠い音楽のように見えますが、アフリカからアメリカ大陸に連れてこられた人々が苦しい農作業のなかで歌ったものは、友愛と解放への希望を示してもいます。通常はアカペラで歌われますが、ここでは19〜20世紀に正規の音楽教育を受けたアフリカ系アメリカ人作曲家たちがピアノ伴奏をつけ、クラシック作品とした版を用いています。（輸入元情報）

【収録情報】
● 一緒に歩むのだ、子らよ（黒人霊歌）
● メシアン：感謝の行為（ミのための詩）
● 馬を進めよ、主イエス（黒人霊歌）
● 深い河（黒人霊歌）
● プーランク：手は心の意のまま
● わが良き主はここで善行をせり（黒人霊歌）
● プーランク：平和の祈り
● 誰も知ってはくれない（黒人霊歌）
● 全世界は主の御手に（黒人霊歌）
● メシアン：首飾り（ミのための詩）
● プーランク：音楽家の天使たち
● マンブリンの言葉を言わなかった（黒人霊歌）
● プーランク：ふたりは闇をつくる
● 時には母のない子のように（黒人霊歌）
● 福音列車（黒人霊歌）
● メシアン：叶えられた祈り（ミのための詩）
● 涙の聖母（黒人霊歌）
● 水の中を行きなさい（黒人霊歌）

　マリー＝ロール・ガルニエ（ソプラノ）
　セリア・オヌト・ベンサイド（ピアノ）

　録音時期：2021年5月
　録音場所：サル・ガヴォー
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）