ノルウェー産シンフォニック・ゴシック・メタル・バンドによる2021年発売の記念すべき10thフル・アルバムになります。早くも20周年だとか！！ Voがコロコロ変わるイメージですが、前作から？変わらず不動の女性Voさんです。 内容はいつ聴いても安定の極上サウンド。 その音楽性はヘヴィでありつつシンフォニック・サウンドと現代的な影響を組み合わせる目新しさはない物の安定のスタイル！ 女性Voモノは既に出尽くした感を持っており小生も正直飽きが来ているのも事実なのですが、このバンドは聴けてしまう…何故だろう?! 女声ならではの神秘性と程よいキャッチーさを兼ね備えた音楽性にエレクトロの塩梅も無理なくそつなくが非常にグッド！！ これは素晴らしいアルバムです。

今作もアイリン嬢の魅力全開ですな。本格歌手デビュー作だった前作に比べると、確実に成長してます。いかに骨太な漢メタル野郎共と言えども、このアイリン嬢様の透き通るような甘々ヴォイスで哀メロを切々と歌い上げられた日にゃ、一発で速攻骨抜きっすわ。嬢様だけなら☆５つでも惜しくはないのだが、トータル的にまだまだ伸び代があるだろって事で４つにしました。もうこのバンド、嬢様の為のプロジェクトにしちゃっていいよ、ホントに。

初めて聴いたバンドですが、最高です。ヘヴィかつシンフォニックなアレンジに透き通るようなボーカルが響きます。歌メロも強力で文句の付けようの無い仕上がりです。