ﾒﾀﾙの要素が随所で顔を出す、ｲﾝｽﾄﾎﾟｽﾄﾛｯｸ。 荒涼とした砂漠の容赦ない灼熱に、熱く赤く焼かれた砂塵が突如嵐と化して吹き荒れる、、陳腐だけどそんなｲﾒｰｼﾞの音像。 ﾍﾞｸﾄﾙ的にはﾍﾟﾘｶﾝに近いのかもしれないが、ﾋﾟﾝｯと張り詰めたﾃﾝｼｮﾝや“ｷﾞﾗﾘ”とした肌触りの音像は寧ろbalboa辺りのｻｳﾝﾄﾞに、より近いﾓﾉを感じる。 これが一枚目。地肩の強そーな、一点突破的なﾌﾞﾚない強さを思わすｻｳﾝﾄﾞからは、静と動のｸﾘｼｪに陥った他のﾊﾞﾝﾄﾞには無い｢ﾉﾋﾞｼﾛ｣を期待せずにはいられない。