名盤『Partners In Crime』で大ブレイクする前夜の大きなステップとなった1枚です。
タイトルに魅せられる「Less Is More」や「Speechless」、ウルトラセブンを想わせるオープニングが愉快な「Let’s Get Crazy Tonight」、とってもメロウで泣かせる「Bedside Companions」、思わず頬が緩んでしまう癒しのバラード「The Long Way Home」など、1曲1曲にしっかりとした個性があって、じっくりと聴かせてくれる珠玉の楽曲が詰まったアルバムです。
ストーリー・テラーであり、メロディー・メイカーでもある Rupert Holmes の実力が申し分なく発揮された、夜明け前の秀作だと思います。