CD

Boum Ba Clashive

Rona Hartner / Dj Click

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
VIVO211
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ローナ・ハートナーは、ルーマニアの首都ブカレストで生まれた。年齢は、現在25歳である。芸術家の父親(もともとは画家だったが、チャウシェスク政権下の時代に当局から活動を禁じられ、建築家に転身)は、筋金入りのジャズ・ファン。母親は、クラシックのファンだそうだ。このような家庭で育ったローナは、小さい頃から自然に音楽に親しみ、10代半ばの頃はマドンナやシンディ・ローパーなどを聞き、17歳の頃はブロス(注:イギリスのアイドル系ポップ・グループ)に夢中だった。もっとも、本人いわく「ブロスに夢中だった頃は、自分の人生でもっとも恥ずべき時代(笑)」とのことである。その一方で、ローナは14歳からベルカント唱法を学び、さらには演劇の道を志すようになる。そして彼女は、ブカレストの演劇映画アカデミーに入学するが、18歳から20歳までの間はジャズを学んだ。そして92年には、国立劇団に入団。だが、ローナはやがて友人たちとロック・バンドを組み、ヴォーカリストとして活動し始めた。ルーマニアの共産党一党独裁体制が民主革命によって崩壊したのは、89年12月のことである。ところが、ローナによると、ルーマニアの国民の中には、共産主義の呪縛からなかなか逃れられない人がたくさんいたという。当時ローナは、オルタナティヴ系ロック・バンドのヴォーカリストとして、そうした状況を茶化すような曲も歌っていたそうだ。ローナの話では、そのオルタナティヴ・ロック・バンドは、政治的な要素と演劇的な要素を取り入れていて、ルーマニアでは、多くの人たちから支持を得ていたとのことである。 しかし、ローナは、女優としても成功することを望んでいた。そこで彼女は、パリで『ガッジョ・ディーロ』のオーディションを受け、見事合格する。国際的な映画女優ローナ・ハートナーの誕生である。以来、ローナは、パリで暮らしている。パリに住み着くことになったきっかけは、とある男性と恋に落ちたからだが、その男性とはすでに別れてしまったという。けれど、その代わりにローナは、数年前に音楽のパートナーと巡り会った。無論、DJクリックである。ここでローナの音楽的ルーツを改めて紹介すると、彼女は主に欧米のロック──メタリカやアイアン・メイデン、クイーン、エルヴィス・コステロ、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス?ルタナティヴ・ロック全般を聴いてきたという。またローナは、昔からマヘリア・ジャクソンやシスター・ロゼッタ・サープ、ゴールデン・ゲート・クァルテットなどのゴスペルも熱心に聴いていたとのこと。ちなみに彼女は、17歳でクリスチャンになったそうだ。このようにローナの音楽的バックグラウンドは、なかなか複雑だ。が、さらに彼女は、昔からロマの音楽に惹かれていて、ロマの音楽とエレクトロニカを軸に、様々な音楽の要素をミックスした音楽を創るという構想を抱いていた。『ガッジョ・ディーロ』のサントラには、ローナのオリジナル曲が1曲収められているが、もしかするとこの当時からアイデアを温めていたのかもしれない。
ローナはブカレストで育ったので、ブカレストから遠く離れたロマの村の生活を直接知っているわけではない。しかも彼女は、アルメニア人とギリシャ人の血を引いているルーマニア人。つまりローナは“外部”の人間なのだが、『ガッジョ・ディーロ』の主人公のようにロマの音楽や踊りに魅せられた一人というわけである。彼女は、この『Boum Ba Clash』を制作するにあたって、DJクリックをブカレストの実家に招待し、なおかつ色々な場所を案内したという。もちろん、それは、自分が生まれ育ったルーマニアの文化をより理解してもらうためだった。DJクリックは、ブカレストの様々な場所を歩き回り、街中や地下鉄、市場などの音を録音したり、ルーマニアの音楽の中古レコードを買い集めたりした。このように自らがルーマニアの空気に触れることによってローナのアイデアをより忠実に具現化しようとしたのだ。 この『Boum Ba Clash』には、ローナとDJクリックに加えて、計5名のミュージシャン(ルーマニア、フランス、モルドバ人)が参加している。そのうち、DJクリックと共同でアレンジも手掛けているデヴィッド・クルピンスキー(ギター&アナログ・シンセサイザー)は、フランスのワイド・オープン・ケージというエレクトロニカ系ユニットの一員。また、楽器についてひと言触れておくと、チンバロン(cymbalum)はダルシマーの一種。ロマの音楽にはよく使われる楽器で、日本でもお馴染みのタラフ・ドゥー・ハイドゥークスも使用している。
Jun.2005
渡辺 亨/Watanabe Toru (plankton.co.Ltd.)

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