CD

The Birth Of The Violin: B.romain(Vn)Le Miroir De Musique

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MRIC333
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

『ヴァイオリンの誕生』
バティスト・ロマン&ル・ミロワール・ド・ミュジーク

日本語解説付き

ヴァイオリンは、どこから来たのか
16、17世紀、最初期のヴァイオリン音楽さまざま
ヴァイオリンの歴史は16世紀にまで遡ります。
でも、いったいどんな曲が弾かれていたのでしょう?
古文書・絵画など歴史的資料を徹底検証、
生まれたばかりのヴァイオリンの真相を解き明かす、
典雅で興趣の尽きない「ルネサンスのヴァイオリン芸術」!

歴史的資料に事欠かない古楽大国ベルギーの老舗レーベル「Ricercar」ですが、さすが音楽学者が長年にわたりディレクターをつとめているだけあって、こういう筋の通った企画を、純粋に音楽アルバムとしての完成度とみごとに共存させてくるあたり、まったく嬉しくなってしまう侮りがたさです。つい先日も、19世紀の偽作だとばかり思われていた「ヴィターリのシャコンヌ」が正真正銘の新作だったことを解き明かす注目盤(MRIC326)で、ヴァイオリン音楽史に一石を投じたばかりのところ、今度はなんとさらに時代を遡り、バロック・ヴァイオリンどころか「ルネサンス・ヴァイオリン」なるものの真相を突き止めよう! という、古楽ファンなら必ず通らずにはいられない注目企画を送り出してきたのです! ふだんバロック前後の音楽を古楽器で聴いていると、つい「ヴァイオリンの流行は17世紀から始まり、それ以前からあるヴィオラ・ダ・ガンバ属を押しのけていった」というような話題しか触れないでいることも多いものですが、昔日の名工アンドレア・アマティ(1505頃〜1577)のそれをはじめ、現存するヴァイオリンの銘器でもとくに古いものは、実にその歴史を16世紀まで遡ることができ、じっさい古い宗教画などをみても、いかにもヴァイオリンというような弦楽器を奏でている天使の絵などは16世紀のハイ・ルネサンスの時期から存在していたのも事実。とはいえ、16世紀には楽譜を書く習慣はもうできていても、それを何で弾くかまで明記する習慣はまだなかったので、16世紀のルネサンス音楽家たちがヴァイオリンで何を奏でていたのかまでは、丹念に音楽史研究を続けてゆかないとわからないことも多いのです。
 そうした研究の末、本盤では欧州最前線で活躍する古楽弦楽器奏者たちが、ヴァイオリンのやってきたルーツを探りながら、ネーデルラント楽派の声楽曲編曲やイタリア最初期の印刷楽譜などから入念に拾い集めてきた貴重な器楽作品など、「原初のヴァイオリン音楽」の典雅な美しさ、超絶技巧を弄する文化以前の美のあり方を、たっぷり楽しませてくれます。オーガニックな耳の心地良さと、知る喜び(解説全訳付)と。ご注目を!(Mercury)

【収録情報】
・リチェルカーレ「ラ・スタンジェッタ」(オブレヒト)
・天使ガブリエルが遣わされ(ジョスカン・デプレ)
・誰のそばを通るのか、恋の神よ〜ト調のカルメン(ヨハンネス・ジスラン)
・アヴェ・マリア(ヨハンネス・レジス)
・ごきげんよう、慈愛の皇后(エンゲランドゥス2世)
・おお、生贄は神聖なり(トロンボチーノ)
・「ラ・スパーニャ」による第27多声楽曲〜平安を、主よ(C.フェスタ)
・美しき薔薇を捧げましょう、薫り高く(ブリュメル)
・ラ・カネーラ〜動きをつけて(作曲者不詳)〜パドヴァの貴婦人(ベンドゥージ)
・その思いがわたしを苛むなら(S.フェスタ)
・聖ヨハネの讃歌(ドレミの起源)〜「ラ・スパーニャ」による第79多声楽曲〜第113多声楽曲(C.フェスタ)
・わたしを苦しめる恋(S.フェスタ)
・ろくでもない老女〜細身の剣(ベンドゥージ)
・第7リチェルカーレ(ヴィラールト)
・すばらしい奇跡(ヴィラールト)
・薔薇の調べ(ヴィラールト/バッサーノ)
・聖別されたるものは喜ばしきかな(フィリッポ・ダ・ルラーノ)

 ル・ミロワール・ド・ミュジーク(古楽器使用)
 バティスト・ロマン(ルネサンス・ヴァイオリン、指揮)

 録音時期:2012年5月
 録音場所:オランダ、ブーゲン、シュロス教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

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