第四の館 未来の文学

R・a・ラファティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336053220
ISBN 10 : 4336053227
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
321p;20

内容詳細

とってもいい目をしているが、おつむが足りない若き新聞記者フレッド・フォーリー。彼はテレパシーでつながって人間を越えた存在になろうとする七人組の“収穫者”にそそのかされ、さる政界の大物が五百年前に実在した政治家と同一人物ではないかと思いつく。この記事を調べるうちに、フォーリーはいくつもの超自然的友愛会が世界に陰謀をめぐらしていることを知り、熾烈な争いの中に巻きこまれていく…世界最高のSF作家、ラファティによる初期傑作長篇がついに登場。善と悪、現実と幻想、正気と狂気が入り乱れ、奇天烈な登場人物が大暴れする唯一無二のラファティ・ワールド。

【著者紹介】
R・A・ラファティ : 1914年、アメリカ・アイオワ州でアイルランド系の家庭に生まれる。タルサ大学夜間部で数学とドイツ語を学び、4年間の兵役後、電気技師として就職。60年、“Science Fiction Stories”掲載の短篇「氷河来たる」でデビュー。68年、初めての長篇を立て続けに三作発表(『トマス・モアの大冒険』『地球礁』『宇宙舟歌』)、一躍脚光を浴びる。『トマス・モアの大冒険』はヒューゴー、ネビュラ両賞の候補にのぼる。72年、『素顔のユリーマ』でヒューゴー賞受賞。2002年オクラホマで死去

柳下毅一郎 : 1963年生まれ。東京大学工学部卒。特殊翻訳家・映画評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    相変わらず、毒々しいほど、キャッチュで残虐なのにユーモラスな世界感で煙に巻き、理解をぶっ飛ばしてくるラファティ。カトリック系の大学に通っているとは言え、キリスト教への知識は全然、身についてもいない私にとってキリスト教的神論はちんぷんかんぷん。しかし、蛇、鷹、蟇など、4つのモチーフに別れる館はトーテムのようであり、ハリーポッターの寮のようでもある。

  • ヴィオラ さん

    最初、とんでも無く面白い話が始まりそうでワクワクするものの、いつの間にやら訳分からなくなって、最後はポカン?(・ω・^) とする。これは、もはや思考の方向性が違うというか、全く異なる読み方を求められているのでは?…と、もはやラファティの感想は毎回コピペでいいか、と思っちゃうくらい(o´Д`)誰かに、ラファティの読み方・楽しみ方を、懇々と教えられたい今日この頃。

  • かわうそ さん

    これまでラファティを何冊か読んでもう一つ楽しみ方がわからなかったんだけど、ストーリーを追うよりも何を表現しようとしているのかを考えながら読んだらなんとなく楽しいような気がしてきた。キリスト教の知識がないので気分だけかもしれないですが。

  • ライマウ・フレツリー さん

    "フレディ・フォーリーは間抜けだったが、万事が都合よく回ってくれる間抜けなのだ"…陰謀論が超陰謀論に、さらに神話へとスパークする怒涛のホラ話!

  • スターライト さん

    さえない新聞記者とその上司のやりとりから始まって、人が神にいたる階梯を描くというカトリック信者作家ラファティだからこそ可能な、作品。カトリックはもちろん、キリスト教に疎い僕にはピンとこないというか、その手の知識があればもっと楽しめたのかも、と思う。マジメなんだかふざけているのかわからないいつものラファティ節も堪能できるが、それだけではない奥深さも感じさせる。晩年のディック作品を、ラファティが書いたらこうなる、といってもいいのかな。それにしても、最近のラファティ作品の刊行(翻訳)ぶりは、どうしたことか(笑)

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