技能科学入門 ものづくりの技能を科学する

匠の技や技能五輪入賞者などの熟練技能者がもつ、ものづくりに求められる技能に対して、その見える化や高度化のための科学的アプローチとして、工学に加えて社会システム科学や教育学、人間情報学などの方法論の適用を紹介し、いま求められる職業能力開発の姿を明らかにする。

目次 : 技能科学総論―技能、技術そして科学/ 技能の見える化１―ＩＥ的アプローチ/ 技能の見える化２―身体性認知科学的アプローチ/ 技能五輪における技の見える化―言語プロトコル・教育工学/ 技能伝承の容易化―習熟理論/ 知識・技能・技術のモデルデータ化/ 職業教育訓練のスピード化―ＶＲ、ＡＲ技術の活用/ 技能の普遍化の工学的アプローチ１―自動化設備を支える技能とその応用/ 技能の普遍化の工学的アプローチ２―高齢者・障害者の生活を支える匠の技/ 技能の普遍化と工学的アプローチ３―電気分野における技能の定量化・形式知化/ 技能の普遍化と工学的アプローチ４―材料・器具および工具開発による省力化/ 技能の普遍化と工学的アプローチ５―光をプローブした計測技術/ 技能の普遍化と工学的アプローチ６―複合材料とエコマテリアル/ 技能の普遍化と工学的アプローチ７―平削り加工の切削面性状の評価技術/ 技能の普遍化と工学的アプローチ８―打音検査と構造損傷検出技術/ 機械との協働による弱点補完とキャリア形成/ 機械との協働による技能の高度化/ 「機械＋Ａ＋人」による新たな価値の創造/ 職業能力開発の教育研究と技能科学