曲最高、演奏下手っクソです。 ドラムは特に下手さ加減ハンパではなくて、逆にワザとじゃねーの？ と思ってしまうくらいです。 でも、コピーして分かるのですがこのもたつきドラムと下手なリフ がスパイスになっていて、真っ当な技術で演奏すると何もおもしろくもありません。そういう意味では、本当に奇跡の１枚なのです！ Possessedは、この1枚が全てです。 2ndはちょっとマシ（ほんのちょっと）になったので、退屈です。

下手に高音質マテリアルCDにしなかったのは良し。 しかし、だったらもうちょっと価格設定を なんとかするべきだったのではないでしょうか？ このアルバムについてはオリジナルLPの変形ジャケットを キチンと再現しなければ紙ジャケにする意味は全く無いですね。 もうちょっと愛情のある再発をお願いしたいです。

メタル界でも数多い（？）衝撃的な１ｓｔの中の一つ。もたつきまくる（笑）ドラムは今聴いても失笑ものですが、ここまで徹底的にやられると認めざるを得ない（結構強引だけど）。突っ走るようで曲展開も練られている３、ラリーとマイクの圧倒的なソロが爆発する５、タイトルからして興味深い１０など、曲に宿る狂気は発表から20年以上経った今も禍々しくぎらついている。ただ値段がやけに高い気が・・・？

暴走一辺倒なアレンジがまともになった分、1stにあった邪悪さは薄まってしまった。1999年に出たCENTURY MEDIA盤は、EP「THE EYES OF HORROR」とのカップリングなっていてお得です。

授業があるのでツアーに出られなかったという逸話が有名な高校生スラッシャー、POSSESSEDの1985年発表の1st。演奏も音質もまだまだですが、初期SLAYERの邪悪さを受け継いだサウンドは後のデス／ブラック勢に多大なる影響を与えるのであった・・・。スラッシュメタルのダークサイドの名盤。