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一篇の詩に出会った話

Pippo (作家)

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784780311150
ISBN 10 : 4780311152
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Pippo ,  

Content Description

「詩との出会い」で人生が揺さぶられることもある―。11名の胸の小箱をそっと開けて。近代詩伝道師Pippoときく、とっておきの話。

目次 : 西加奈子―ほんまにそう思ったんだったら、それでええやん 山崎方代(短歌)/ 穂村弘―世界全体を含む一行 「サスケ」オープニングナレーション/ 後藤聖子―背中をどん!と押されるような 西尾勝彦「ひきだし」/ 加賀谷敦―ひとつの「居場所」になれたらいい 室生犀星「小景異情その二」/ 前野久美子―混沌とした―でも安らぐ場所 金子光晴「おっとせい一 三」/ 出光良―人生の一部、自分の体の一部 立原道造「中学一年生は誰でも」/ 能町みね子―なにもないから白くて昼です 尾形亀之助「泉ちやんと猟坊へ」/ 辻村深月―もし人生にテーマ曲が望めるのなら 大槻ケンヂ(筋肉少女帯)「ノゾミ・カナエ・タマエ」/ 右手新土―人間を肯定したい、人間を愛したい ボードレール「人間と海」/ 青柳しの―悲しみにくれる日々も、かけがえのない一日一日 堂園昌彦・佐藤弓生(短歌)/ 宮内悠介―光のパイプオルガンは弾かれたのか 宮澤賢治「告別」

【著者紹介】
Pippo : 1974年東京生まれ。近代詩伝道師、朗読家、著述業。文化放送ラジオ「くにまるジャパン極〜本屋さんへ行こう!」凖レギュラー。青山学院女子短期大学芸術学科卒業後、詩書出版社の思潮社へ入社。編集部時は多くの詩書編纂に携わる。2008年より、音楽・朗読および近代詩伝道活動を開始。2009年10月より、詩の読書会「ポエトリーカフェ」を月例にて開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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11名の作家たちがそれぞれ出会った詩につい...

投稿日:2021/03/17 (水)

11名の作家たちがそれぞれ出会った詩について、近代詩伝道師Pippoさんと語る本です。詩のことが、あまりわからなくても楽しめます。もっと、いろんな詩を読んでみたいなと好奇心がわきました。西加奈子さんや辻村深月さん、右手新土さんのお話し興味深かったです。

はれ さん | 島根県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kochi

    近代詩の伝道師(又の名は文系ファンタジックシンガー)のPippo さんによる詩に関する対談集。11人のゲストに心に残る一編の詩を挙げてもらい、その詩との出会いや想いを引き出しながら、詩の魅力を導き出してくれる、まさに伝道師の名にぴったりの作品かと。一般的な詩というもののイメージは崩してしまうけど、穂村弘さんのその「一篇」に、実は完全同意^_^ どちらかというと『奥様は魔女』に賛成。このオープニングは、頭に刷り込まれています。山崎方代、西尾勝彦、尾形亀之助と新しい詩にも触れることができるのも刺激になります。

  • チェアー

    詩は詩集で読む時と単品で読むときとでは感じかたが全く違う。詩集で読む時は波のうねりのようなものを感じるが、単品で読むときは、ゆっくり声を出して読み、その一瞬に作者が感じたことを味わうことができる。 その一瞬が、自分の一瞬とクロスして化学反応が起きたとき、詩はその人のなかに溶けていく。生き方を根っこから変える力を持つ。 能町みね子さんと尾形亀之助の出会いはすごいと感じた。詩がすごいし、それに出会ってしまった能町さんもすごい。詩と人のかかわりを読むのが楽しかった。

  • mako

    11名の作家や詩の好きな人たちが、これという一篇について語る。取り上げられる詩やことばが幅広く、何といってもインタビュアーのPippoさんがとても良い。ここからさらに次の道が見えてくる。

  • キムキム

    登場する十一名それぞれが一篇の詩との出会いを自身の感性で受け、綴ったエッセイ。今回、"詩は自分だけのもの"という認識を強めるのも、「正しくはないけれども、心に届く言葉」というPippoさんと西加奈子さんとの対談で挙がったような必然の形に近すぎる偶然の存在をうまく捉えた表現などで、よりそのような印象を抱いた気がする。あの時、あの場所、あの時の自分。重なったそのとき、自分に重ねられる言葉にあと何回出会えるのだろうと目を細める。

  • ぷろちゃ

    残念なことに今の私には、詩を味わう感性がなく、じんわり感もピンとくる感じもなかった。それでも、これから詩に触れてみたいと思わせる本だった。ガツンと衝撃を受けたのは、西加奈子さんの言葉「ほんまにそう思ったんやったら、それでええやん」。周りからどう思われるかを考え過ぎず、自分が思ったことを大切にしようと思った。

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