Time For A Miracle

スウェーデン中部の港町エルンシェルツビク出身のメロディック・ロック・バンド、パーフェクト・プランの2ndアルバム。

2018年にデビュー・アルバム『オール・ライズ』でメロディック・ロック・シーンに登場したパーフェクト・プランは、'80〜'90年代の伝統的なAOR/メロディック・ロックから影響を受けたサウンドを持つ。3年かけてじっくりとセッションを続け練ったその楽曲のクオリティの高さがここ日本でも高評価され、メロディック・ロックの新人としては異例の好セールスを達成した。

本作はデビュー・アルバム『オール・ライズ』を発表後、サバイバー、フォリナー、ジャイアントといったバンドの楽曲をカヴァーしたEP『JUKEBOX HEROES』（配信のみ）を経てリリースされる2ndアルバム。作曲能力の高さは前作で証明されており、2020年のメロディック・ロック・ファン注目の一作となる。

楽曲の良さに加え、中心人物であるケント・ヒッリ（Vo）の歌唱力の高さもパーフェクト・プランの特徴。ケントは昨年、ローズ・オブ・ブラックのトニー・ヘルナンドのメロディック・ロック・プロジェクトであるレストレス・スピリッツのアルバムに、ジョニー・ジョエリ（ハードライン）、ディーン・カストロノヴォ（ジャーニー他）、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ（エッジ・オヴ・フォーエヴァー）といった錚々たるメンバーに肩を並べて参加。見事な歌を聴かせた。

海外のレーベルはメロディック・ロックの総本山とも言えるイタリアのFrontiers Music。無名の新人だったパーフェクト・プランを1枚で、メロディック・ロック・シーン注目のグループに育てたその審美眼の高さは折り紙つきと言える。


(メーカー・インフォメーションより)