Introducing ...Paula Greer

「若杉実 セレクション：若杉実（文筆家）が選んだ復刻コレクション」
極上の名盤、1963年リリースの唯一のアルバムが奇跡の復刻！

1曲めに針を落とした瞬間から心を奪われる。こんなアルバムはそうそうない。シカゴ出身のポーラ・グリアーは、モータウン専属ライターのミッキー・スティーヴンソンに見出され、1963年にデビューアルバム（本作）をリリース。「サラ・ヴォーンのような」と評された豊潤な歌声と艷やかな表現力で魅了する真のディーヴァだ。

まさに捨て曲なしの奇跡のアルバムは小粋なスウィング感覚がたまらないM-4、ビートルズと同年にカバーされた多幸感あふれるM-6など聴きどころ満載。白眉は稀代の名曲 M-2の絶品カバーも捨てがたいが、透明感あふれるM-9、エリントンのカバーM-10と2曲続く“陶酔の時間”に軍配を譲る。本盤は従来のジャズ・アルバムという枠内での評価はもちろん、サバービア関連やポップボーカルの好事家の方にこそ是非、耳を傾けて欲しい素晴らしき逸品だ。（ボーナス・トラックとしてシングル盤から2曲を追加。）

解説：若杉 実


若杉 実（音楽評論家・文筆家)：
雑誌、書籍への寄稿をはじめCDのライナーノーツなどを執筆。CD、DVD企画も手がけ、これまでに200タイトル以上を送り出す。著書に渋谷系音楽の勃興と衰退を綴った「渋谷系」、東京のレコード店の歴史をつぶさに追った「東京レコ屋ストーリー」の他「裏口音楽」「裏ブルーノート」「ダンスの時代」などがある。2020年7月、オールデイズ・レコードよりスタートした「若杉実 セレクション：若杉実（文筆家）が選んだ復刻コレクション」第1回リリース「Jazz Side of MOTOWN 1961ー1967」も予約状況は滑り出し上々。


（メーカーインフォメーションより）