Books

孤独な旅人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309462486
ISBN 10 : 4309462480
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

『路上』によって一躍ベストセラー作家となったケルアックが自由で開放的なカリフォルニアとメキシコを舞台に、アメリカ的価値観と理想を打ち砕き、異議申し立てを新しい文体で語るスケッチ風の小説。

●ジャック・ケルアック【著】  中上哲夫【訳】 サイズ11x15cm  328ページ

Content Description

放浪生活こそ、ケルアックに最もふさわしい言葉だ。本書は、ベストセラー『路上』の三年後に発表された八編の散文による作品集。サンフランシスコの鉄道員時代、メキシコ・シティ、貨物船での航海、ニューヨークのナイトライフ、カナダ国境の山火事監視員生活、モロッコ、南仏、パリ、ロンドンに至る体験を、詩的で瞑想的な文体で生き生きと描いた魅惑的な一冊。

目次 : 故郷なき者たちの夜の桟橋/ メキシコの農民たち/ 鉄道の大地/ キッチンの海の野蛮人たち/ ニューヨーク・シーン/ 山上の孤独/ ヨーロッパへの大いなる旅/ 消えゆくアメリカのホーボー

【著者紹介】
ジャック ケルアック : 1922‐69年。マサチューセッツ州に生まれ、コロンビア大学に学ぶ。大戦中は商船に乗り組んで各国をめぐり、戦後にはアメリカ全土を放浪する。この放浪体験をもとに書いた『路上』(57)によって、ビート世代の代表的作家として一躍世界に知れわたる

中上哲夫 : 1939年、大阪生まれ。東京経済大学卒。詩人、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えりか

    借り本。スピードに乗ってくると、そのままの勢いでグングンと入ってしまう。旅にでる。ロマンと自己陶酔の旅へ。旅にでる。生きることの喜びと苦痛を感じる旅へ。旅に出る。今、身の回りにあるすぎるくらいの何も不自由のない生活と別れる旅へ。『世間でいう生きることをやめる』旅へ。孤独な旅へ。「山上の孤独」が一番、好きかな。『ぼくは決心した、彼方下方の世界にもどっていくときはぼくが歩く地平線の工場群のように煙をだしているいやしい人間的思考のただなかで心をクリアにしておこうとつとめることを、前方へ…』

  • チェ・ブンブン

    どうしてだろう。読ませる気なさそうなくらいマシンガントークをかましているのに、読めば読むほどテンションが上がってくる。特にモロッコでのサバイバル生活は、実際に行っただけに興奮した。テスト頑張って冒険の夏を送るぞ!

  • 田中

    ケルアックは自由を謳歌し、満喫している。どこか一定の「場所」で暮らすのは好まない。「会社」に所属し限られた給料を与えられ、一生を過ごすのは不自由な極みなのだろう。彼の欲しい物は、家とか車とかではなくて、自由な時間と束縛されない意志。そんな人間がしたハチャメチャな珍道中。話がオーバー過ぎて意味不明が多かったけど、「放浪者」と「浮浪者」の区別がよく分かりました。「スプートニクの恋人」の「すみれ」が熱心に読んでいたケルアック。僕は「山上の孤独」と「消えゆくアメリカのホーボー」が良かったです。

  • スミス市松

    『路上』以降の放浪生活を散文詩調に描く。荒れ狂う海、脈打つレイルロード、星の海と言葉を交す山上の孤独。そして各国のビートニク。ケルアックの奔放な精神に浸れば、下賤で醜悪な愚者が高貴で美麗な聖者に、天地無用の世間もおかまいなしに価値観がひっくり返る。彼には放浪こそが存在理由だったのだ。この後、ビートニクは資本主義に飲まれ本来の意味を失い「カウンターカルチャー的ライフスタイル」市場を形成する要因となる。文学を含むアメリカ文化が「カッコイイ文物」に再構築される。ビート世代が謳歌した時代は終わりを迎えるのである。

  • Ryosuke Tanaka

    ビートとかポエトリーリーディングってカウンターカルチャーの源流みたいなものでプロテスト的な色が強いものだと想像していたけれど、制度的なものを糾弾するというよりはそこからはみ出ているものに対するパワフルな讃歌で、驚きに満ちた目とか世界に対する愛という感じだった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items