１９７５年のデビュー・アルバム。先日、ブルー・ノート東京でライブがあったとか！しかも２度目の来日公演！１９７５年当時も来日公演と同じ４人組。 ベースがオリジナル・メンバーてはなかったようです。このファースト・アルバムでのベースはかの“イッツ・ア・ビューティフル。ディ”の人でした。全米チャート１７４位。Ａ-１とＡ-４がシングル・カット。Ａ-１が全米１０５位だったとか。まだシスコのローカル・バンドだったみたいですが、今聞いても悪くありません。そして、我が国のプロがこのバンドのお手本になったのは、このファースト・アルバムを聞いて明確でしたが、コーラス・ワークは我が国のバンドではマネできなかったようです。

このアルバムがパブロ・クルーズの中ではトータル的に一番良く出来たアルバムと思っている当方としては、何故このアルバムが4thアルバム「Worlds Away」より先に発売されたのか不思議という投稿があったので、それに対する個人的な考えをレビューとしてか書かせてもらいます。 確かに4thアルバムは１曲目と２曲目が印象に残り一見彼らの最高のアルバムの様に思われますが、この5thアルバムが発売された１９７９年はその翌年１９８０年になんとなくクリスタルブームに乗ったAORやBlack Comtemporary　Musicの名盤（Grover Washinton Jr.,Steely Dan,Ray Parker Jr.,Steve Winwoodなど多数）が発売される前年でこの年もディスコブームに乗った名盤が多数発売された年の中でサーフロックとして当アルバムの２曲目のI Want You Tonightが Surf Rockの中では踊れる曲として当時のディスコやラジオでヘビーローテーションでかけられたため本国よりも日本での知名度を最初に上げたのがこのアルバムの２曲目だったためこのアルバムが先に発売されたのだと言うことと合わせて、パブロのベストにはこのアルバムからは２曲目しか選ばれていないため、後に見直されて4thアルバムが売れた事で何故かこのアルバムの評価が低くなってしまっているのですが、実はアルバムトータル的に考えてみるとこのアルバムがパブロ史上最高のアルバムだと当方は思っているため（もちろん、サーフロックとして最も重要なアルバムはやはりファーストアルバムであることは間違いありませんが）、特に６曲目のLoneiy Nightはシングルカットされてもおかしくないイントロからサビまでサーフロックの王道を行く名曲なので、本当のベストアルバムを作る際には絶対に入れて欲しい１曲だとも言えるため、まだ一度もこのアルバムを聴いていない方には是非とも聴いて頂きたいオススメの一曲なので、否定的なレビューだけでこのアルバムが否定的に扱われているのが忍びないと思ったので本当の意味でのこのアルバムのレビューをまだまだ書き足りないてずが、書かせて頂きました。ちなみに自分的にはこのアルバムは発売日当日にアナログ盤として買ってから、実際に１０回以上リピートしてCDも含めて買い直しをした名盤であることも付け加えて置かせてもらいます。とにかく偏見を持たずに一曲目の表題曲からのアルバムをトータルの流れとして聴いていただければこのアルバムのレベルの高さがきっと解っていただけると思われますので、まだ一度もパブロを聴かれたことない方にはこのアルバムを一番の推しとして今後再発されるかわからないので、低価格で買える今こそ是非とも手に入れて置いていただきたい本当にオススメのアルバムです。

40代以上のサーファーにとって、彼らの楽曲は正にサーファーズ・クラシック！名作映画『FREE RIDE』のテーマを手がけたことで、一躍サーファーの中に浸透していった彼ら・・・今でもオヤジ・サーファーのクラシックです。そしてAORファンにも堪らない楽曲もあり、とにかく一枚、最低このベストは持っておきたいアルバムです。