素晴らしきジルバーマン〜ジルバーマン=オルガンによる作品集
ドイツの職人家庭に生まれたアンドレアス・ジルバーマン。13歳から3年間の修行を経て21歳の時にアルザスでオルガン製作を開始、彼の工房はストラスブールでも人気が高く、やがて5歳下の弟ゴットフリートが修行に来るなど注目を集めていました。修行を終えた弟と2人で何台かのオルガンを製作、その後は彼の子供たちが工房を継ぐなど「ジルバーマン」の名前は優れたオルガンの代名詞ともされるほどの知名度を誇っています。
このアルバムで演奏された楽器は1668年にバルトナーによって「Bouxwiller(=フランス、ブクスヴィレール)」のプロテスタント教会に建立されたオルガンで、1699年にアンドレアスが改築を施し、その出来栄えの良さが彼の評価を高める要因となった彼にとっても思い出深い楽器です。現在でも補修を繰り返しながら18世紀の音色を伝える名器をザールブリュッケン出身の名手ブローンが演奏。オルガン建立時の作品から現代曲まで幅広い作品にも対応できる、素晴らしい楽器の音色をお楽しみください。(輸入元情報)
【収録情報】
● J.S.バッハ:コラール・パルティータ『喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ』 BWV.768
● フェルダン:オルガネット第1番〜第7番
● グリニー:『オルガンの書』より(来たれ精霊よ(5声)/フーガ(5声)/デュオ/半音階的リチェルカーレ/グラン・ジュのディアローグ)
● ブローン:聖霊の豊かなる恵みを
● ブローン:われ心よりこがれ望む
● ブローン:キリストこそ わが生命
● メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ イ長調 Op.65-3
● ボエリ:幻想曲とフーガ 変ロ長調
クリスティアン・フォン・ブローン(ジルバーマン=オルガン)
録音時期:2017年9月4日
録音場所:フランス、Eglise Protestante zu Bouxwiller
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)