Minako Tsukatani : Nun Komm, der Heiden Heiland

まるで世紀を超えて永遠に続いていく変奏曲のよう。
塚谷水無子がオランダの名器で奏でる渾身の意欲作、
『ぬんこむ、センチュリーズ・ヴァリエーションズ』！
16名の作曲家の手による『いざ来ませ、異教徒の救い主よ』全22作品

オルガニスト塚谷水無子が、クリスマスの約４週間前から始まるアドヴェント（待降節）のこの時季に贈るアルバム、コラール『いざ来ませ、異教徒の救い主よ（Nun komm, der Heiden Heiland）』に基づく、16名の作曲家の手による全22作品を、ハーレムのバフォ教会ミュラー・オルガンとライデンのホグランツ教会ハーガービア・オルガンの２台で弾き分けた骨太な意欲作、その名も『ぬんこむ』。４世紀アンブロジウスから20世紀まで愛され続けてきたこの聖歌の歴史を美しいオルガンの音色とともに描き切ります。 まさに『Nun Komm, Throughout the Centuries』！（POOH'S HOOP）

【収録情報】
『ぬんこむ　Nun komm, der Heiden Heiland』
（「いざ来ませ、異教徒の救い主よ」に基づく16人の作曲家による22作品）

1.　いざ来ませ、異教徒の救い主よ（コラール原曲：4声による演奏）
2-4.　スウェーリンク
5.　ブクステフーデ
6-10.　クネラー
11.　パッヘルベル
12-15.　ツァッホウ
16.　ブルーンス
17,18.　ブットシュテット
19.　フェッター
20.　G.F.カウフマン
21-23.　J.G.ワルター
24-28.　J.S.バッハ（BWV.599, 659, 660, 661, 699）
29.　ホミリウス
30.　レーガー
31.　M.デュプレ
32.　H.ディストラー
33-37.　A.ハイラー

　塚谷水無子（オルガン）
　使用楽器：
　ハーガービア・オルガン（ライデン、ホグランツ教会：1-15、17-23、33-37）
　ミュラー・オルガン（ハーレム、バフォ教会：16、24-32）

　録音時期：2015年7月24,25日（1-15、17-23、33-37）　7月17,28日（16、24-32）
　録音場所：オランダ、ライデン、ホグランツ教会（1-15、17-23、33-37）　ハーレム、バフォ教会（16、24-32）
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

【塚谷水無子（オルガン）】
東京藝大楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、チェンバロをロベール・コーネンに、ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに師事。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。古楽から現代音楽までレパートリーは多岐にわたる。（POOH'S HOOP）