まず。その響きが壮麗なことに驚く。やはり大聖堂は独特の世界なのだろう。弾かれる作品も多様で、様々な音色を十分に楽しむことができる。この楽器が無事であったことをしみじみ良かったと感じる。個人的には、ヴィドールのオルガン交響曲が６０年近く前に聞いたレコードの曲と同一であることが、懐かしく思い出された。

ポジティフオルガンだけあって、身近に音が感じられる。素朴な作品が多く、当時の音楽を取り巻く環境も推測するのも楽しい。音色の変化にも富んでおり、一聴する価値はあると思う。

素晴らしい！　 　優れた録音で、500年にわたるオルガンの音色がたくさん聞ける。 　現在はGoogle Mapで検索して所在地の情報を簡単に探れるので、一枚ずつ聞きながら、現地教会サイトを見たりしています。 　海外旅行して実際にみたり、聞いたりしたいもの。