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2030 未来への分岐点 I 持続可能な世界は築けるのか

Nhkスペシャル取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140818732
ISBN 10 : 4140818735
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

海や川へ流出するプラスチックごみが年間9000万トンに達する。世界の食品廃棄の総量約13億トンで20億人を養える。世界人口の3分の1が平均気温29℃超の居住困難地域に…科学者は地球の未来に警鐘を鳴らし、若きイノベーターは明確なビジョンを示した。NHKスペシャル「2030未来への分岐点」書籍化!

目次 : 第1部 灼熱の星、地球(いま何が起きているのか・暴走する温暖化―「脱炭素」への挑戦/ インタビュー1・ヨハン・ロックストローム―地球の臨界点はどこにあるのか/ インタビュー2・フランス・ティメルマンス―EUが構想する2050年の世界 ほか)/ 第2部 飽食の悪夢(いま何が起きているのか・食料システムの脆弱性が招く“文明崩壊”は回避できるのか/ インタビュー1・デイビッド・ビーズリー―食料を“平和のための武器”に/ インタビュー2・クレイグ・ハンソン―持続可能な食料システムへの転換を ほか)/ 第3部 プラスチック汚染の脅威(いま何が起きているのか・大量消費社会の限界/ インタビュー1・メラティ・ワイゼン―若者に力を与えれば、変化は加速する/ インタビュー2・トム・ザッキー―社会から「ごみ」という概念をなくしたい ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きみたけ

    2021年1月から2月にかけて放送したNHKスペシャル「2030 未来への分岐点」シーズン1を書籍化。「暴走する温暖化『脱酸素』への挑戦」「飽食の悪夢 水・食料クライシス」「プラスチック汚染の脅威 大量消費社会の限界」の3回を放送し、飽くなき資源の大量消費、人口爆発と食料問題、加速する温暖化など、私たちの社会に迫る劇的な変化の中、分岐点と言われる2030年までに危機を回避できるのかを問いかけた一冊。現状報告とともに「世界の賢者」へのインタビューを掲載しています。続編もあるとのことです。

  • yumiha

    第一部「灼熱の太陽」の一番の衝撃は、人類だけではなく地球自身が地球にプレッシャーをかける日が来て(すでに徴候あり)、人類の力ではもう後戻りできない…つまりあなたも私も滅亡ということ。第二部「飽食の悪夢」の10人に1人の子どもが飢餓で死んでいくイエメンの写真…太めの私は申し訳なさでいっぱいになる。日本の食品ロスでほぼ2億人を救えるのに…。第三部「プラスチック汚染の脅威」は、ポリ袋を呑み込んだ海洋生物の姿は未来の私だち…つまり微細なマイクロチッププラスチックやナノプラスチックが、胎盤に蓄積するという衝撃。

  • たまきら

    2030年までに、私たちは生き延びるために相当努力して現在の社会状況を改善しないといけない。わかってはいるのに遅々として進まない現状、懸命に解決方法を探ろうとする人々…。NHKスペシャルによる大変濃い内容の番組が書籍になりました。1巻では温暖化、食品廃棄問題、プラスチック汚染が取り上げられています。どの題材も貧富や地域による不公平さに気づかされました。同時に自分たちが子孫に残す負の遺産も不公平です。プラスチックの問題はぜひ、今年もっと深刻にとらえたい自分への課題にしたいです。

  • Book shelf

    NHKスペシャルの書籍化。温暖化、食糧問題、プラスチック問題の最新研究とその対策を取り上げる。あと10年のうちに温暖化防止に成功しなければ後戻りができないレベルに達すると言われるほどになった地球。すべての人口を養えない食糧問題。ここには水源の枯渇問題も含まれる。目に見えないレベルにまで砕けたナノプラスチックの影響の研究は始まったばかり。これらの問題に共通するのはこれからを生きる若者というのも本書のテーマかもしれない。日本は環境問題でもガラパゴス化しそうであるが…

  • マイアミ

    ★★★ 第1部灼熱の星、地球は言葉の通り温暖化について、第2部飽食の悪夢は世界の食料需給について、第3部プラスチック汚染の脅威は海洋に流出するプラスチックゴミについて扱っている。コロナ禍の今の現状を交えつつ専門家たちの意見を聞くことのできる貴重な一冊。2部ではいくつかのショッキングな事実を知った。生産された食物の3分の1が捨てられているとか、健康にも配慮された持続可能な理想的な食事は「半分は野菜、豚や牛は週に98グラムまで、鶏は203グラムまで抑えること」で先進国では肉を8割減、日本でも7割減の必要が。

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