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原爆投下 黙殺された極秘情報 新潮文庫

Nhkスペシャル取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101283777
ISBN 10 : 410128377X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

原爆投下はアメリカによる奇襲攻撃であり、そのために空襲警報さえ出せなかったという定説。果たして、これは真実なのか―。NHKスペシャル取材班は、元通信隊員ら当時を知る人々をたずね、日米の資料を紐解く。陸海軍の諜報部隊がB29の謎のコールサインを傍受していたという驚愕の事実が、しだいに見えてくるが…。“唯一の被爆国”の出発点を解き明かす。

目次 : 第1章 極秘の通信諜報部隊/ 第2章 不審なコールサインの出現/ 第3章 日米原爆開発の歴史/ 第4章 原爆投下へ動きはじめたアメリカ軍/ 第5章 原爆投下へのカウントダウン/ 第6章 広島 運命の八月六日/ 第7章 原爆と認めず/ 第8章 長崎 繰り返された悲劇/ 第9章 三度目のコールサイン/ 第10章 封印された原爆報告書

【著者紹介】
松木秀文 : 1972(昭和47)年生れ。’98(平成10)年NHK入局。静岡放送局、広島放送局などを経て、現在報道局社会番組部チーフ・プロデューサー

夜久恭裕 : 1977(昭和52)年生れ。2000(平成12)年NHK入局。仙台放送局、広島放送局などを経て、現在大型企画開発センターディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida

    原爆を積んだB29が広島と長崎に向かっている事は、日本軍で情報を掴めていた。なおかつ、軍の上層部にも報告された。それでも発令されなかった空襲警報。もし警報が発令されていれば、どれだけの市民の命が助かったか。原爆投下は一般市民を無差別に虐殺した米国の戦争犯罪である。では、日本政府自身は国民に何をしたのか。一般の国民の命をあまりに軽視していたのではないか。終章にもあるが、福島原発のspeedi情報を日本政府は活かせなかった。震災当時の政府と戦中の政府の姿が重なる。情報は自身で判断して行動しなければならない。

  • ゆかーん

    「日本は情報に負けた」。この言葉が、あの戦争の敗因を全て物語っているいるように感じられます。陸軍特殊情報部は、アメリカの「V675番」のコールサインをつかんでいたにも関わらず、広島や長崎への空襲警報は発令されませんでした。なぜ陸軍は情報を無視してしまったのか!?そこには、軍部の「都合のいい想定」が明るみとなっていました。日本の原爆実験が不可能となったとたん、「アメリカも日本と同じように不可能に違いない」という、何の根拠もない中止の決定が、この戦争の勝敗を分けたと言えます。

  • り こ む ん

    毎回、戦争関連の本を読むと、「国は何を守りたかったのか?」と、思う。「お前らの値段は1銭5厘」一人の兵士が守りたいものは国出はなく、そこに住む愛する人々だった。でも、上層部は違う…国民をすべて失おうとも「国」という箱を守りたかった?中身がなくなった空箱でも構わなかったのだろう。形さえあれば…。今尚、あなた方は、何処にいて、何を守りたいのか?と問いかけたい。国は…政治家は…見えているのか?見ようとしているのか?数々の情報を持ち、精査できる立場で、その情報を活かそうとしているのか?

  • へくとぱすかる

    原爆のことを日本は予め知っていた。通信隊の現場では、暗号解読ができなくても、かなりの程度米軍の動きをつかんでいた。まして広島被爆後の長崎では、5時間も前に襲撃を察知していた。しかし情報は生かされなかった。「日本は情報に負けた」という証言者のことばは、単に連絡の悪さではなく、情報を生かそうという考えが、そもそも未熟だったという意味だろう。おそろしいことに、21世紀の現代でも情報への接し方は、当時とそう変わらないのではないかと述べられている。失われた多数の人命のことを思うと、決して過去のことにしてしまえない。

  • James Hayashi

    ショッキングな内容。日本の極秘部隊が原爆投下の動きを事前に察知していたという怪しいテーマ。開戦当時は互角と言えるほどの諜報部隊の精度を誇っていた日本軍だが、暗号解読に遅れを出し差を付けられていた。しかし原爆搭載機のコールサインを掴んでおり、梅津参謀総長まで情報が上がっていたと見られる。高度1万メートルを飛ぶB29に対抗できる紫電改を持ち、新潟や長崎などは広島の二の舞にならないよう警戒していたという。なぜ迎撃の指示が出なかったのか?終戦で焼却された情報と70年の戦後という事で詳細わからず。続く→

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