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輝石の空 創元sf文庫

N・k・ジェミシン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488784034
ISBN 10 : 4488784038
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代絶滅文明が遺した巨大な力を用い、数百年ごとに文明を滅ぼしてきた“第五の季節”を永久に終わらせ世界を救おうとする母。同じ力を用いて、憎しみに満ちた世界を破壊しようとする娘。地球の裏側にある古代文明の遺跡都市をめざし、二人の最後の闘いがはじまる。前人未踏、3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞の三部作完結編!ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞作。

【著者紹介】
N・K・ジェミシン : 1972年米国アイオワ州生まれ、ブルックリン在住。メリーランド大学カレッジパーク校でカウンセリングを学び修士号を取得。2004年から小説を発表し始める。2010年のデビュー長編『空の都の神々は』でローカル賞第一長編部門を受賞。2015年発表の『第五の季節』に始まる“破壊された地球”三部作で、前人未踏の3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞を達成。第三部『輝石の空』はヒューゴー賞のほか、ネビュラ賞長編部門とローカス賞ファンタジイ長編部門も受賞した

小野田和子 : 1951年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タカギ

    ある意味、究極の執着ものと言いますか…という終わりかた。地球にとって我々は害悪でしかないのかなあと考えたりした。ナッスンの早熟ぶりと頑固さがとても少女っぽくて良かった。賢いので難しいかもしれないけど、エッスン以上に奔放に生きて幸せになってほしい。

  • tom

    これほどに面白いSF読んだことがないと思う。なんせ地球そのものが暴れ回る。月も消えた。どうしてなのかという問いは、この巻でようやく明らかにされる。読み解くに難しい場面設定だけど、この巻に至って説明されるのは奇妙な階級闘争。そして最後に至っての母と娘の愛の物語の成就。何が起きているのかワケワカメが延々と続くけれど、読み続けようとするモチベーションが途切れることはない。読むためには体力、気力が必要。だから、たぶん再読は不可。でも、この面白さの記憶は残ると思う。この物語を書いた著者はすごい。

  • わたなべよしお

     3部作の掉尾となる作品。1作目と2作目を読む返してから読むべきだっかな、と少し後悔。もっと味わい深くなっただろうに。ということで、地球と人類、あるいは親子、そして愛情の壮大な物語は終わったが、何と言えばいいのか、言葉を見つけられないでいる、近いうちに最初から読み返したい。

  • もち

    「世界をどんなふうに終わらせるか、選んだのはこのわたしだ」◆古代文明の原罪がついに暴かれる。少女は仮初めの比護を守るため、母は師の本懐を遂げるため、世界の裏側へ。石喰いはなおも語り続ける。門を掌握し、世界を壊す/救うのは、誰だ――■SF最高峰の更新だ。終末という大きなテーマを束ねるのは、何万年と続く愛と反骨。壮大な背景は親子の葛藤という普遍の器に注ぎ込まれ、未踏の感動が爆発する。これら全てを二人称視点で緻密に刻んだ、小説のかたちをした怪物。読み終わるまで、離さない。

  • Small World

    読み始めるののに覚悟のいる3部作でした。遂にゴールで達成感はアリアリなんですが、最後まで”錆”重い感じなんですよね。万人に勧められる作品ではありませんが、通して読むと「世界の始まり」と「愛」の物語だったとことに気づくという... そんな物語でした。(ヒューゴー賞/ネヴュラ賞:Wクラウン作品)

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