そして、6枚目 Head (1968年)を発表。1968年に全米で公開したモンキーズ主演の映画サントラとして発表された作品で、フリッパーズ・ギターのアルバム ヘッド博士の世界搭 はこのアルバムの“ヘッド”であり、似たようなフレーズを使っていたことから、再びこの作品への評価が高まったようだ。これまでになかった、コラージュ・サウンドをメインに展開させた実験的作品であり、今後のモンキーズの発展を楽しみにしていたが、このアルバムを最後にピーター・トークがメンバーから脱退。
そして1969年7枚目 Instant Replay を発表。3人がそれぞれ単独で曲をプロデュースしたトラック6曲と、デビュー当時からモンキーズに楽曲提供をしていた名脇役ボイス&ハートのトラックを収録したもので、評論家筋からは、メンバー3人のトラックよりも、ボイス&ハートの楽曲の良さが受けてしまったようだ。そして8枚目 The Monkees Present(1969年)を発表。ここでマイク・ネスミスがメンバーを退き、デイヴとミッキーの2人で9枚目 Changes(1970年)を発表するが、商業的にもヒットに結びつかない結果となり、このアルバムを最後に解散してしまった。