Bituca: The Definitive Collection

＊“ブラジルの声”ミルトン・ナシメント
２枚組40曲を収録したベスト盤が登場！

　ブラジル音楽の大物のひとりミルトン・ナシメント。45年間にも渡りＭＰＢシーンで活躍し“ブラジルの声”との異名を持つ彼の２枚組ベストが登場することになりました。
　ミルトンは1942年10月26日にリオ・デ・ジャネイロで誕生するも、幼いころにミナス・ジェライス州のトレス・ポンタスに移り少年時代を過ごします。1963年頃に音楽活動を開始し、67年にインディーズで出した『トラヴェシーア』でレコード・デビューを果たしています。また同じ頃に彼が作曲した「塩の歌」がエリス・レジーナによって取り上げられ大ヒットを記録し、その名が広く知られるようになりました。その後ロー・ボルジス、トニーニョ・オルタといったミナス関係の音楽家らと共に発表した作品『クルービ・ダ・エスキーナ』のヒットなどによってブラジル国内で大きな人気を集める一方、アメリカのプロデューサーのクリード・テイラーに認められＡ＆Ｍよりアメリカ・デビューを果たし、ウェイン・ショーターをはじめとするジャズ系の音楽家ともコラボ作を発表するなど、海外でも広く知られるようになりました。最近ではジョビン・トリオとの連名作『ノヴァス・ボッサス』（2008年）や、昨年には芸歴45周年記念作品『エ・ア・ジェンチ・ソニャンド』を発表するなど、まだまだ元気に活躍を見せています。
　そんなミルトンのこれまでのヒット曲を集めたのが、彼のニック・ネイムである“ビトゥーカ”をタイトルにしたこの２枚組で、制作はイギリスのレーベル、ラス・レコードが担当。彼のシグネチャー・ソングともいえる67年の「トラヴェシーア」からはじまり、70、80、90年代に渡って残してきた彼の代表曲を集めたベスト盤です。意外にもミルトンのベスト盤というのはこれまで国内で発売されたことが無かったようなので、これは特に初心者にとって良き指南書となることでしょう。もちろん最新のマスタリングが施されていますので、音質もバッチリです。
　カエターノの新作ライヴと併せ、ブラジル・コーナーを活性化してくれそうな作品。こちらも注目してください！

トラックリスト
CD1
1. Travessia
2. Morro Velho
3. O Que Sera (A Flor Da Terra)
4. O Cio Da Terra
5. Paula E Bebeto
6. Can豪o Da Am屍ica
7. De Magia De Danca E Pes
8. Itamarandiba
9. Peixinhos Do Mar (Cantiga De Marujada
10. Noticias Do Meu Brasil (Os Passaros Trazem)
11. Cacador De Mim
12. Nos Bailes Da Vida
13. Sonho De Moco
14. Certas Cancoes
15. Anima
16. As Varias Pontas De Uma Estrela
17. Cora豪o Brasileiro
18. Filho
19. Teia De Renda
20. Solar

CD2
1. L�grimas Do Sul (Para Winnie Mandela)
2. Roupa Nova
3. Coracao De Estudante
4. Maria, Maria
5. Can豪o Do Novo Mundo
6. Cuitelinho
7. Encontros E Despedidas
8. Portal Da Cor
9. Ra溝
10. Vidro E Corte
11. A Noite Do Meu Bem
12. Para Lennon E Mccartney
13. Nuvem Cigana
14. Cora豪o Civil
15. Para Eu Parar De Me Doer
16. Milagre Dos Peixes
17. Menestrel Das Alagoas
18. Amor De Indio
19. Paisagem Na Janela
20. A Barca Dos Amantes