CD 輸入盤

Kind Of Blue

Miles Davis (マイルス・デイヴィス)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CK64935
組み枚数
:
1
レーベル
:
オリジナル盤発売年
:
1959
フォーマット
:
CD
その他
:
スタジオレコーディング, リマスター,輸入盤

商品説明

マイルス・デイヴィスが残した数多くの作品群のなかでも、最も多くのファンの支持を得、また、音楽的にも最も大きい影響を与えた20世紀音楽が残した金字塔の一枚。

 ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンスといった60年代のジャズをリードする若者を擁したこのクインテットが持った緊張感と音楽的な多くのイノヴェーションは21世紀になっても色褪せることはない.

 特に本「リマスター」盤においては、オリジナル盤発売当時、マスターレコーダーのピッチミスによって回転数が狂って発売されていた本作を“正しい”形の発売に“修正した”「本当のカインド・オブ・ブルー」であり、なおかつ「フラメンコ・スケッチ」の別テイクが追加収録された。

 1959年という「時代の狭間」において、マイルスは次の時代への「手」を考えあぐんでいた。モード手法による中央突破という方法にするか、グループプログレッションへと一気に進むのか、マイルスが選んだ道はその両方だった。

 “マイルス自身が失敗”と感じたのは、実はエヴァンスやコルトレーンが、この作品によって「次の一手に」気が付いてしまったからだといった、穿った見方だろうか?

 実際、ビル・エヴァンスは、マイルスから離れたし、コルトレーンもヨーロッパ・ツアーまではつきあったものの遂にマイルスの厚い殻を食い破って「ジャイアント・ステップス」を歩み出す。

 そして、ポール・チェンバースは残念ながら「時代」に取り残されることになる。

 1959年こそは、巷間言われるように、ジャズにとって最も重要な分岐点であったのは間違いないようだ。

 近年(2001年時点で)、このセッションには別テイクが存在することが確認された。(注:エディターも入手した)実はワンテイクといわれていたこのセッショョンには、「やり直しテイク」がたくさん。インコンプリートだが、別テイクも存在する。

 『カインド・オブ・ブルー』は、幻ではなく、マイルス以下、一騎当千のミュージシャンたちの現実が作り出した「世にも素晴らしい」世界だった。

 いつの日か、別テイクも含めて。「コンプリート・カインド・オブ・ブルー・セッションズ」が陽の目を見るとき、マイルス、コルトレーン、エヴァンスたちの「さらに偉大な姿」が浮き彫りになるかもしれない。(2002年4月追記)

その他のバージョン

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収録曲   

  • 01. So What (09:25)
  • 02. Freddie Freeloader (09:49)
  • 03. Blue in Green (05:37)
  • 04. All Blues
  • 05. Flamenco Sketches (09:26)
  • 06. Flamenco Sketches [Alternate Take] (09:31)

総合評価

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5.0

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投稿日:2021/03/13 (土)

取り敢えずCDを買って聴いたあと、SACDを買い直した。大正解。良好な音は、スリリングな演奏を更にスリリングにしてくれた。飛び出してくる音が何とも言えない。

ジャン=ルイ さん | 千葉県 | 不明

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投稿日:2021/03/03 (水)

特異点。ジャズの聞き始めにこのアルバムやワルツフォーデビーが薦められるが、どちらも類似するアルバムの見つからない特別なアルバムなので、ジャズがどういうものなのかを把握するには向いていないと思う。ある程度いろいろ聴いてから再び聴くと、いかにすごいかが分かるようになる。

てのりくじら さん | 大阪府 | 不明

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投稿日:2021/02/24 (水)

このアルバムを聴いて、JAZZにハマりました! 音楽好きはマストアイテム!

おた さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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Miles Davis

 Miles Dewey Davis Vは、1926年5月26日、イリノイ州アルトンに生まれている。歯科医の父と音楽教師の母の元、生後移住したセントルイスの黒人中流階級の家庭でマイルスは育っていった。 高校卒業後、すぐに当時のビバップ俊英たちが集まっていたセントルイスの名門バンド、Billy Eckstine's big bandに加入、。ここでCharlie parker とDizzy Gill

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