CD 輸入盤

神へのささげもの〜カストラートのためのアリア集 バルトリ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ(DVD+CD付限定盤)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4783390
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
DVD付き, デラックスエディション,輸入盤

商品説明

Sacrificium(神へのささげもの)
チェチーリア・バルトリの歌うカストラートの世界
DVD付きデラックス・ヴァージョンが登場!
DVDは2010年発売のアルバム(0743396)!
ボーナスCDに「オンブラ・マイ・フ」など3曲収録!


今回登場する限定盤は、2009年10月に発売され現在は完売となってしまっていたボーナスCD付き限定盤に、2010年2月に発売されたDVDアルバム「Sacrificium(神へのささげもの)〜カストラートの芸術」と同内容のディスクが付属するというもので、非常にお買得な内容となっております。
 ボーナスCDの豪華な内容に注目です。有名なヘンデルの美しいアリア「オンブラ・マイ・フ」に、バルトリの過激なアジリタの切れ味を堪能できるブロスキの『アルタセルセ』からのアリアと、ジャコメッリの『メロペ』からのアリアの3曲を収録しているのです。
 バルトリ・ファンのみならず、カストラートやバロック・オペラに関心のある方には要注目のアイテムの登場です。

【神へのささげもの〜カストラートのためのアリア集】
現代最高のメッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリの最新作は、いにしえの石像に扮したバルトリの姿が目を引く『Sacrificium(神へのささげもの)』と題されたアルバムで、内容は、カストラートのために書かれたオペラ・アリアを集めたもの。
 17世紀に隆盛を誇ったカストラート(去勢高音男性歌手)は、ファリネッリやカファレッリといったスーパー・スターの出現もあって一世を風靡し、多くの作曲家が彼らを想定してオペラを書き残しました。
 変声期前の少年を去勢し、少年期の高い声域を維持させ、本来女声の音域であるソプラノやアルトのパートを歌うカストラートは、その後女性ソプラノ歌手やアルト歌手が台頭した事により、次第に忘れ去られてしまいましたが、時代考証が盛んになった近年、彼らの存在は再び脚光を浴びるところとなっています。
 技巧的かつ美しく、官能的でもあるこれらの作品たち。時に論争をまきおこし、ある意味、残酷な音楽への「Sacrificium(神へのささげもの)」でもあったカストラートの世界にバルトリは深く共感し、今回のアルバムで彼らの歌を見事に歌い上げています。
 伴奏は、アグレッシヴな演奏で人気のイタリアの古楽グループ、「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」が担当。指揮は同グループのリーダーであるジョヴァンニ・アントニーニで、バルトリのパワフルでシャープな超絶技巧をいっそう引き立てる見事な演奏を聴かせています。

【DVDについて】
「Sacrificium(神へのささげもの)〜カストラートの芸術」と題されたこの映像作品は、CDのアリアのうち6曲を収録されているほか、限定発売されたデラックスCDだけに付いていたボーナス・ディスクに収められた有名なヘンデルの美しいアリア「オンブラ・マイ・フ」に、バルトリの過激なアジリタの切れ味を堪能できるブロスキの『アルタセルセ』からのアリアと、ジャコメッリの『メロペ』からのアリアの3曲についてはすべて収録されているのが嬉しいところです。その他、イル・ジャルディーノ・アルモニコの妙技も楽しめるオーケストラ・ナンバーも収録され、全体に華麗な雰囲気にまとめられているのがポイントとなっています。

【世界遺産での撮影】
収録場所は南イタリア、ナポリから30キロほど先に建つカゼルタ宮殿。世界遺産にも登録されている美しいバロック建築の王宮は18世紀にヨーロッパで建てられた中で最も巨大な宮殿といわれ、広大で美しい庭園も見事です。
 この贅を尽くした宮殿の中庭にある劇場、見事な玄関ホール、120ヘクタールあるという広大な庭園などで収録が行われました。(HMV)

【収録情報】
CD1
・ポルポラ:『シファーチェ』から「波の真っ直中の船のように」
・カルダーラ:『セデチーア』から「予言よ、私のことを告げたもうた」
・アラーイア:『ベレニーチェ』から「私は落ちるだろう、まるで見るように」
・ポルポラ:『ドイツのジェルマニコ』から「私は出立する、君をおいて、愛しの人よ」
・ポルポラ:『シファーチェ』から「不幸な夜鳴きウグイスは」
・グラウン:『でもフォンテ』から「哀れな幼子」
・ポルポラ:『身分の知れたセミラーミデ』から「無数の激怒に襲われて」
・レーオ:『パルミーラのツェノービア』から「恋をしている喋々のように」
・ポルポラ:『アデライデ』から「気高い水は」
・グラウン:『シリアのアドリアーノ』から「どうか、おんみ、麗しき愛の神よ」
・ヴィンチ:『ファルナーチェ』から「誰が支配神なるジョーヴェを恐れるだろう」
・カルダーラ:『我らの贖い主たる姿を見せるアベルの死』から「私はこのような良き牧人です」

BONUS CD
・ブロスキ:『アルタセルセ』から「私は振り乱される船のようだ」
・ヘンデル:『セルセ』から「影はこれまでなかった(オンブラ・マイ・フ)」
・ジャコメッリ:『メロペ』から「妻よ、わたしが分からぬか・・・」
 チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
 イル・ジャルディーノ・アルモニコ(リーダー:ジョヴァンニ・アントニーニ)
 
 録音時期:2009年1〜3月
 録音場所:スペイン、バリャドリード、セントロ・クルトゥラル・ミゲル・デリーベス
 録音方式:デジタル(セッション)

DVD
・ポルポラ:『シファーチェ』から「波の真っ直中の船のように」
・ジャコメッリ:『メロペ』から「妻よ、わたしが分からぬか・・・」
・ポルポラ:管弦楽作品
・アラーイア:『ベレニーチェ』から「私は落ちるだろう、まるで見るように」
・ポルポラ:『ドイツのジェルマニコ』から「私は出立する、君をおいて、愛しの人よ」
・ポルポラ:『身分の知れたセミラーミデ』から「無数の激怒に襲われて」
・ポルポラ:『アデライデ』から「気高い水は」
・ポルポラ:『シファーチェ』から「不幸な夜鳴きウグイスは」
・リッカルド・ブロスキ(c.1658-1756):『アルタセルセ』から「私は振り乱される船のようだ」
・ヘンデル:『セルセ』から「影はこれまでなかった(オンブラ・マイ・フ)」
 チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
 イル・ジャルディーノ・アルモニコ
 ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)

 収録時期:2009年9月
 収録場所:南イタリア、カゼルタ宮殿(ライヴ)

・特典映像:バルトリへのインタビュー、カセルタ宮や周辺地域の映像

 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo, DTS 5.1
 字幕:英語、ドイツ語、フランス語
 NTSC
 Region All

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Siface - Come Nave in mezzo all'onde
  • 02. Siface - Come Nave in mezzo all'onde
  • 03. Sedecia - Profezie, di me diceste
  • 04. Sedecia - Profezie, di me diceste
  • 05. Berenice - Cadro, ma qual si mira
  • 06. Berenice - Cadro, ma qual si mira
  • 07. Germanico in Germania - Parto ti lascio, o cara
  • 08. Germanico in Germania - Parto ti lascio, o cara
  • 09. Siface - Usignolo sventurato
  • 10. Siface - Usignolo sventurato
  • 11. Demofoonte - Misero pargoletto
  • 12. Demofoonte - Misero pargoletto
  • 13. Semiramide -In braccio a mille furie
  • 14. Semiramide -In braccio a mille furie
  • 15. Zenobia In Palmira - Qual farfalla
  • 16. Zenobia In Palmira - Qual farfalla
  • 17. Adelaide - Nobil onda
  • 18. Adelaide - Nobil onda
  • 19. Adriano In Siria - Deh, tu bel Dio d'amore...Ov'e il mio bene?
  • 20. Adriano In Siria - Deh, tu bel Dio d'amore...Ov'e il mio bene?
  • 21. Farnace - Chi temea Giove regnante
  • 22. Farnace - Chi temea Giove regnante
  • 23. La Morte d'Abel - Quel buon pastor son io
  • 24. La Morte d'Abel - Quel buon pastor son io

ディスク   2

  • 01. Artaserse - Son qual nave
  • 02. Artaserse - Son qual nave
  • 03. George Frideric Handel - Serse / Act 1 - Ombra mai fu
  • 04. George Frideric Handel - Serse / Act 1 - Ombra mai fu
  • 05. Merope - Sposa, non mi conosci
  • 06. Merope - Sposa, non mi conosci

すべての収録曲を見る >

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
ファリネッリをモデルに描いた映画『カスト...

投稿日:2012/01/24 (火)

ファリネッリをモデルに描いた映画『カストラート』を思いだした。地元の映画館でやってなかったので東京で観た。LDは持ってるが、DVD(COBM5329)が既に廃盤なのは知らなかった。日本コロムビアは再発売して欲しい。

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

0
★
★
★
★
★
これは、何とも悪趣味なアルバムだなぁ。付...

投稿日:2010/01/29 (金)

これは、何とも悪趣味なアルバムだなぁ。付属(であり本体でもある)のブックレットが、言わば「カストラート小辞典」とでも言うべき、厚手の扉の、立派な本の体裁をなしているのだけれど、カストラートにあまり興味の無い人(普通は無いよなぁ)には、かなり重量的に重たく、また激しく邪魔である。 ブックレットの中身もエグい。下半身裸の男がベットにあお向けにされ、今まさに手術されようとしている絵があったり、本の扉の裏にあるCDのケースにハサミやメスが描かれてたり、バルトリの顔とCGで合成した石膏の彫刻の、ちょうど男性器に当たる部分が破損していたりと、普通の男性なら思わず引いてしまう、「去勢」に関するメタファー(暗喩)に満ちている。 副題には「何世紀もの間、音楽の名のもとに犠牲となった何千人もの少年たちに捧げる」みたいなことが書かれてるんだけど、気やすめでしょう、とツッコミを入れたくなる。ただ、もともと、「バロック」という言葉そのものが、「過剰、悪趣味」という意味をも含んでいるので、あながち全否定すべきものでもない。(ちなみに、中身はほとんど読んでません。すみません。) 肝心のバルトリの歌は、すばらしい、の一言。カストラートを意識してか、少々男性ぽい声で統一しているが、その圧倒的なヴィルトオジティと腹にこたえる声の量感には、陰惨(?)なブックレットの内容を一蹴してあまり ある破壊力がある。すっかり参りましたって感じだ。オペラが苦手な人(私だ)でも、声だけで楽しめるんじゃないかな。イル・ジャルディーノ・アルモニコの伴奏も快調。効果音も面白い。 星は、CDの内容のみの評価。ブックレットのコンセプトとは分けて考えた方がいいと思う。おまけCDに入っている、『オンブラ・マイ・フ』欲しさにこの限定版を取るかどうかというのは、難しい選択だな。もっとも、曲としては、おまけCD1曲目の、ブロスキの曲の方が、演奏も含めて、はるかに面白いとは思うけど。

鯖太郎 さん | 大阪府 | 不明

7

Mezzo-soprano & Alto Collectionに関連するトピックス

古楽 に関連する商品情報

おすすめの商品