紫の雲 ナイトランド叢書

M・p・シール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883753369
ISBN 10 : 4883753360
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;19

内容詳細

邪恋と功名心に駆られ、北極点を目指すアダム。だが、何処からか毒の雲が立ち昇り、地上の動物は死に絶えた。ひとり死を免れたアダムは、孤独と闘いつつ世界中を旅する。生存者を求めて―。異端の作家が狂熱を込めて物語る、世界の終焉と、新たな始まり。

【著者紹介】
M.P.シール : 1865年、西インド諸島モントセラットに生まれる。20歳で渡英し、教師、通訳などの職業のかたわら小説を書く。1895年、短篇小説「ユグナンの妻」で小説家としてデビュー。以降、数々の怪奇幻想小説や冒険小説、『紫の雲』(本書)をはじめとするSFの先駆的作品を手掛ける。1947年歿

南條竹則 : 1958年、東京に生まれる。東京大学大学院英語英文学修士課程修了。小説家、英米文学翻訳家。1993年、『酒仙』で第5回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    奇書ですねー。SFか幻想か。 妙な北極探検からどうなっていくのかと思ったら。 ラブクラフトが高評価 私は山尾悠子さんの本で知ったのだけれど。 南條先生、翻訳者泣かせと書いてありましたが、訳はいい感じでした

  • Kouro-hou さん

    今回初翻訳の終末SF(1901)。翻訳の噂が出ては消えていた物件なので感謝です。舞台は1900年か、名誉と賞金をかけた北極点一番乗り争いに主人公アダムの姿も。本来探検隊の補欠だったのだが、主人公彼女が正隊員を毒殺。「私の為に行け」とけしかけられる不穏案件。案の定北極点で大変な事になり、「紫の雲」に覆われて人類絶滅した世界を生存者を探してまわるというお話。世界の惨状たるや行単位で死体ゴロゴロの勢いで、主人公の行動も段々常軌を逸してきます。百頁以上世界死体巡り&廃墟紀行だしな! その後の展開は賛否分かれそう?

  • ふるい さん

    ふぅ…サクッと読めるかなと思ったらなかなかにボリューミーでした笑 主人公が北極に行って戻ってきたら俺以外人類滅亡状態で、そこから世界中まわって火つけるくだりが長くて長くて…(こういうの好きな人は好きだと思います)。レダが出てきてからやっと物語が動き出した感じ。彼女をただの白痴美的に描かないのは好感がもてる。全体的にはけっこう満足。

  • ハルバル さん

    傑作とは言い難く評価が難しい。北極圏に近づいた人間の傲慢への代償のように、紫の雲によって人類は主人公アダム一人を残して滅亡。彼が幼少期から二つの相い争う声を聞くという設定から世界は「黒」と「白」(善と悪)が対立し合う場であり、その声に翻弄されるように、世界彷徨の末に街を焼いたり自分は世界の君主だという誇大妄想に駈られて宮殿を作ったりする。とにかく「なぜそうなる!?」の嵐。新たなイヴとなるレダに出会ってからはくっつくくっつかないでグダグダと。この部分をラヴクラフトが評価しなかったのももっともである。

  • gibbelin さん

    大傑作!死体が起き上がったり襲ってこなくても、ゾンビ物の正統は失われない。 インフラ(を維持する人)が壊滅した世界で汽車や船や自動車 を駆使する主人公が少年漫画的に見えたり、「可愛い売春婦のように(130p)」なんて比喩 が読めてしまう自分にドキリとすることもできる。 美少女が登場してから死体の活躍が減るので、そこのところは残念ではあるにせよ、ドワーフの王様のような格好をしていた主人公が、俺ってイギリス紳士に戻ったんと違う?みたいなあたりとか、楽しくて楽しくて。。

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