Sketches Of Spain

マンハッタン・ジャズ・クインテットの看板アーティスト、そして現在のニューヨーク・ジャズ界を代表する名トランペッター、ルー・ソロフが世に問う大力作が誕生！

ちょうど半世紀前にリリースされたマイルス・デイヴィスの最高傑作のひとつ『スケッチ・オブ・スペイン』（1960）の史上初の完全リメイク作品。 「トランペット・ソロを伴うコンチェルト」とも言えるオリジナルをMJQのトランペッター、ルー・ソロフとスティーヴン・リッチマン (ar.cond) が現代に再現した前例のない作品で、ニューヨークでのライヴ公演が大きな話題を呼びCD化が待たれていた。「ジャズのオーケストレーションは再現芸術として成立するか？」という疑問に対する最高の解答。あらゆるジャズ・ファンが驚愕するギル・エヴァンス(ar)のオリジナル・スコアの謎を始めて解明、大編成のオーケストラを現在に再編成して、長期のレコーディングが行われた。最新鋭のレコーディング技術を用いることにより、オリジナルでは聴き取ることが出来なかった音の一つ一つが新たな息吹とともに甦る。これはジャズ史にも類例のない壮大な企画と言えるだろう。

ギル・エヴァンスのスペイン情緒あふれる壮厳なオーケストレーションを縫って展開されるルー・ソロフのソロ・トランペットは、ジャズのエッセンスの全てを網羅し、一大ジャズ抒情詩を築き上げる。芸術性の中にエンターテインメント性をおり混ぜたルー・ソロフの生涯の大作の誕生！

ルー・ソロフ(tp)
スティーブ・リッチマン(cond)
フランソワ・ムタン(b)
ジム・ムスト(ds)
ジョー・ハース(per,castenets)
エリック・チャールストン(per,castenets)