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スピリット・リング

L.m.ビジョルド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488587017
ISBN 10 : 4488587011
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2001
Japan

Content Description

魔法の素質は本物でも、女の子ゆえに魔術の道に進ませてもらえず、かといって持参金不足で結婚もできずに悩む、年頃のフィアメッタ。父親は大魔術師にして公爵に仕える金細工師。だがその父はいまや息絶え、その強力な霊は邪悪な者のもつ“死霊の指輪”に囚われようとしていた!黒魔術から父を守るため、炎の乙女が立ち上がる。時代はルネサンス、恋と冒険の歴史ファンタジイ。

【著者紹介】
ロイス・マクマスター・ビジョルド : 1949年、アメリカ生まれ。86年に『名誉のかけら』でデビューしたのち、わずか数年でヒューゴー賞、ネビュラ賞を次々と受賞、一躍その地位を確固たるものにした

鍛治靖子 : 東京女子大学文理学部心理学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tom

    ビジョルドが初めて書いたファンタジー。時代はルネサンス。主人公は魔法使いの娘。父は優秀な魔法使いで金銀細工師。作った金細工に魔法を込める。主人公にも才能がある。しかし、父は「女」ということで後継者にすることを否定する。主人公は不満たらたら。そんなとき・・・。という物語だけど、魔法の使い方がお手軽陳腐。この後に続くビジョルドのファンタジーを楽しんで読んできた私には、けっこう残念な世界。習作なのだから仕方ないと笑う。でも、まだ何冊か未読本がある。期待をして図書館に注文。

  • 更紗姫

    ふりかかかる困難を乗り越えていく過程で、〈 鈍重なスイス人 〉から〈 この人は私のものよ!〉へと、トゥールの評価が変わってゆく。全てが正反対の二人だけれど、実にいいカップル。フィアメッタの本当の恋を一緒に体験できた。この烈しさ、一途さ、気の強さ・・・ お父さんは、さぞ心配でしょうね。私も心配。でも、トゥールが何とかコントロールしてゆけるかな・・・と、明るい期待で読み終えた。

  • Kepeta

    厚さから壮大な冒険物かと思ったら、導入部のつもりで読んでたままエンディング突入となるコンパクトさだった。トゥールとフィアメッタが一体いつから相思相愛になったのかの背景が弱いけど、素直にboy meets girlストーリーとして読むべきなんだろうなあ。肝心のスピリットリングにどのような力があるのか結局よくわからない事の方が気になった。とは言えシンプルで面白いのは確かだったし、像の鋳造から出撃の流れは大魔神のようなスペクタクル感。権勢欲の強い軍人と外道魔術師という悪役コンビに魅力があるのも好みでした。

  • Masa

    読了。ビジョルドのファンタジに戻る前にこれを先に読んでおこうと思った次第です。久々にこういう怖い物語読んだなぁと。怖いというのは、ページを捲る度に主人公たちに降りかかるであろう恐怖が容易に想像できてしまう怖さ。そしてそれに立ち向かい、くぐり抜けていく登場人物たちの勇気と知恵の冒険。ヴォルコシガンシリーズや死者の短剣シリーズと比べると少し硬質な印象でしたがそれは訳文の関係もあるか。最後はビジョルドらしく落として楽しく読み終わりました。ただこれを最初に読んでいたらビジョルドにここまでのめりこまなかったかもね。

  • ハル

    不勉強なことにSF作家さんだと思っていたL・M・ビジョルド。まさかこんなに良質なファンタジーを書く方だったとは!( ; ゜Д゜) 主人公二人がすごく魅力的で、王道だけれど盛り上がる物語とともに読んでいて楽しい1冊でした。人物の心情描写も丁寧で、恋物語に違和感がないのが個人的にはすごく好き(*^^*) ただ、舞台が架空のファンタジー世界ではなく、中世ヨーロッパであることには違和感…「スイス人」とかって単語が普通に出てくるのがなんだか変な印象でした(;´д`)

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