毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか ヒストリカル・スタディーズ

Kurt Stenn

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784778315573
ISBN 10 : 477831557X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

人類の進化とともに「毛」も変化を遂げてきた。薄毛に悩んだ英雄から最先端の毛根研究、AIによるヘアカットまで毛が人間に与えてきた影響をあらゆる角度から紐解く驚異に満ちた物語。

目次 : 第1部 毛の起源と成長の謎(哺乳類に生えた最初の毛/ 毛はどのように生えるのか/ 新しい毛が生まれる仕組み/ 音のストレスは毛の成長を妨げる)/ 第2部 毛をめぐる奥深い世界(毛が伝えるメッセージ/ 理容店の登場と発展/ 髪の毛の驚異の性質/ 毛髪の特徴と色の不思議/ 究極の工芸品、かつら/ ひと房一二万ドルの髪)/ 第3部 毛と人間の複雑な関係(ビーバーの毛皮がもたらしたもの/ 帝国の財源となった羊毛/ 毛の意外な用途)

【著者紹介】
カート・ステン : 20年間イェール大学教授として勤務(病理学および皮膚科学)。アデランスの米国研究機関アデランス・リサーチ・インスティテュート(ARI)の研究担当副所長および最高科学責任者として毛髪の最先端研究に携わり、ジョンソン・エンド・ジョンソンでもスキン・バイオロジー研究部門責任者を務める。毛包研究に関する講演や多数の科学論文を発表するなど、長年にわたって毛髪研究に従事している

藤井美佐子 : 翻訳家。横浜市立大学文理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    図書館の新刊コーナーで見つけて、興味をもって読みました。生物学的見地からの考察だけではなく、歴史的、文化社会学的等、様々な角度から「毛」を取り上げており、「毛」の奥深さを感じました。何千年前の人間も、現代の人間も未だに「毛」で悩んでいるなんて・・・「毛」が成長するメカニズムが完全に解明されるまでは、究極の毛生え薬は出来ないと思います(笑)私は当面必要ありませんが・・・

  • 澤水月 さん

    犯罪・被差別者の髪を剃る、愛する故人の髪で芸術作品やジュエリー作る、米理容業と奴隷制などなど文化系からかつら製作の機微、毛がフェルト化する仕組みや犯罪での証拠価値、食品に入ってる人毛加工品!など最先端科学まで。キューティクルない毛を海苔がない巻き寿司に例えたり日本通だと思ったらアデランスで毛包再生の指揮をした経歴も。髪だけでなく羊毛やビーバー、ヤクの毛が人の歴史に深く関わったなども。入門、総合的とはいえ某「毛の鑑定が超絶びっくりオチになる密室殺人ミステリ」をあっさりネタバレしてるのに苦笑も

  • ユウユウ さん

    今後、システインと食品添加物には注目してしまうかも。(アヒルの羽や人毛から作られるそうです。。。)単なる人類の体毛についてだけではなく、そもそも毛とはなにか、どのようにして生えるのか、毛が伝える意味はなにか、毛の性質とは、どのように利用されているのか等に加え、動物の毛や毛皮についての言及もある幅広い内容。知らなかったことも多く、面白かった。

  • zoe さん

    HAIR-A Human History (2016). 毛幹について。表皮幹細胞と毛乳頭細胞が寄与。進化の過程で皮膚の表面が単層構造から多層になって生まれた。起源には3つの説があり、鱗、腺、感覚構造から生まれたと言われる。24種あるケラチンというタンパク質が糸状となったもの。根本の毛包は3層を成す。成長から脱毛までの周期を繰り返す。水に濡れると水素結合が切れ緩み、油を吸収する性質がある。また、作られた時の栄養状態などを反映する。キューティクルを利用し染めたりフェルトを作る。羊毛業界のために研究が進んだ。

  • てつJapan さん

    【とても良かった】読友さんの履歴で読みました。予想以上に面白い。 ● 著者はアデランスの米国研究所に携わったらしい。 ● 生物学的、歴史、経済と幅広い分野を抑え、なおかつ読みやすい。 ● 毛の生える仕組みがよく知らなかったことにこの本で気づきました。 ● ビーバーの毛皮ラッシュ。 ● 人毛の食品添加物への利用。 ● 個人的には、つむじが2つある知育発育不全と関係がある(かもしれない)に驚き。私そうじゃん、と思った。 ● かつらの技術の繊細さ。

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