ついに･･･神が降臨した･･･。

当時のテクノブームに触発された元祖テクノ王のヒット作です。　このアルバムをひっさげて初来日もしました。迷曲’電卓’ではステージを下りて観客に電卓をピコピコいじくらせてくれて人間味も(?)アピールしてました。　でも、さすがに30分近く演奏した’アウトバーン’は長かった。さすがロボット?

シンプルな音を重ねてるだけなのに、こんな素晴らしい作品になるなんて… 音って奥が深い。

彼らの素性も音楽も全く知りませんでしたが、ﾚｺｰﾄﾞ屋でこのｼﾞｬｹを見かけた時の衝撃はかなりのもんでした。ｼﾞｬｹ買いしない方ですがこれは即購入して、聴いた時も衝撃!27年も前という事でまた衝撃!現代の電子音楽よりは人間的ﾛﾎﾞｯﾄな感じですが、劣らず廃れず格好いい。

このｱﾙﾊﾞﾑはとても素晴らしいです。しかし、SONYのVAIOで聴いたところ、ディスクドライブの騒音はうるさいし、酷い時には認識しない時もありました。私だけがそうなのかわかりませんが、ＣＤプレイヤーなどで聴くのをオススメします。

とーってもエレクトロ。とーっても聴きやすい感じ。テクノ聴き始めるなら、この辺から聴き始めると良いかも！

実験的な香りのアルバム。でも生声も結構使ってます。タイトル曲の歌詞は、「MIX」では『STOP』と入っていて、ちょっと意味合いが変わってしまったようです。Tr12、洒落が利いてます。

モデルのチープさが大好きです、YMOのインソムニアやＯＫみたいで（早い話が細野さん？）そう言えばネオンライツはＯＭＤがアルバム「シュガータックス」でカヴァーしてましたね、まぁムリに聴くことないけど。

Ｔｒ１から２への移行は鳥肌がたつようだ。Ｔｒ５のストリングスとベースもいい。シングルカットのＴｒ３は12インチだとボウイングブームチャックからはじまる。因みにＢ面（懐かしい響き！）は同ラジオ編。

理屈抜きに楽しいアルバムです。こういうポップなつくりかたも出来るんだぞ！という気持ちが伝わってくる。頭の固いマニアはどうかしらんけど、テクノなんて元々チープなんだから、このぐらいスーパーチープなアルバムはストレートに楽しんだ方が得だよね。