ツアーの連続で休む間もなかったコーンだが、早くも2ndアルバムの制作に突入。そして4ヶ月間という短期間で完成したのが2ndアルバムの『ライフ・イズ・ピーチィー』である。全米初登場3位を記録し、すぐに100万枚を突破。見事ビッグ・アーティストの仲間入りを果たした。この頃にはコーンの人気も日本に飛び火し、来日公演も決定したが、無念の中止…。97年には人気コミックを映画化した『スポーン』のサウンドトラックにダスト・ブラザーズとの共作“Kick The P.A.”を提供、またジョナサンがセパルトゥラの傑作『ルーツ』にゲストで参加し、ヘヴィ・メタル・ファンにもその圧倒的な存在感をアピールした。また同年オルタナティヴ界の重鎮、ジェインズ・アディクション〜ポルノ・フォー・パイロスのペリー・ファレルが主催する音楽フェスティバル「ロラパルーザ」参加中、ギタリストのマンキィがウィルス脳膜炎にかかるというトラブルに襲われ、バンドはしばらくの活動停止を余儀なくされた。
99年2月には待望の単独来日公演をZEPP大阪、東京ベイNKホールにて行った。その後も「ROCK IS DEADツアー」、「ウッドストック」の30周年記念コンサートにメイン・アクトとして出演するなどライヴの鬼ぶりを見せつけた。同年11月には、4thアルバム『イシューズ』をリリース。セリーヌ・ディオン、ウィル・スミスらの大御所を抑えて2度目の全米1位を記録した。数種類存在するアルバム・ジャケットのアートワークも話題となった。課外活動としては元トライブ・コールド・クエストのQ-Tip初のソロ・アルバム『Amplified』にジョナサンがゲストで参加。どうでもいい事ではあるが、Q-Tipの本名はなんとジョナサンと同じ「ジョナサン・デイヴィス」である(へぇ〜)。2000年は、フェスティヴァル含むヨーロッパ・ツアー、そしてメタリカ、キッド・ロックらと全米スタジアム・ツアーを行う。ツアー中、ドラマーのデイヴィッドが手首を負傷し、元フェイス・ノー・モアのマイク・ボーディンが代役を果たす。