よくも見つけましたしたというような内容の3枚組。 ディスク１は、全てスタジオレコーディング集で1から８までは未発表デモ。５は、ジェリーノーランのボーカルで、後にシド　ヴィシャスもレパートリーにした名曲。９はリチャード　ヘルがベース時の初期のデモ。ヘルのアルバムＲ．Ｉ．Ｐに収録のハートブレーカーズのデモと同じ録音では？。１０は、ウォルターがラモーンズをバックにストーンズの名曲をカバー。ラモーンズのアルバム、アシッドイーターズ(60年代のディラン等をカバー）の没テイクか？１１，１２はスカイ　ドックのロスト　パンクヒット等で既発のヒーローズのシングル。１３，１４はドラムに元クラッシュのテリー　チャイムス（シメス？）を迎えた後期ハートブレーカーズ、77年のデモで、シングルで出しても十分良かったようないい出来映え。ただしこちらの2曲も99年リリースのボーン　トゥ　ルーズ〜ベスト　オブ　ジョニーサンダース（2枚組）と同じ既発テイク。 ディスク２はスピークイージーライブの完全版。Ｄ．Ｔ．Ｋと重複しない部分は全て前述のベスト　オブ　ジョニーサンダース（2枚組）と同じで未発表テイクは無し。1曲目のエンドが切れていたり、12曲目のエンディング付近でマスターテープの切り替えによる音質の変化等、編集にもう少し気を使って欲しかったところ。 ディスク３は、リージョンフリーのＤＶＤでライシアムのアウトテイク＆リハーサル、グリーンハウススタジオでのアコギ弾き語り、マーキーでのライブの3部構成。ライシアムのバックステージの様子から、この再結成ライブに気合が入っていた事が分かる。終演後のバックステージにはピストルズのグレンマットロックの姿が・・（笑）。 ファンにはお勧めの内容だが、入門用としては？なので、お勧め度は星4つということで。

破滅型と言われるがその音楽は音楽史に敬意を払った心に響く優しいＲ＆Ｒである。必要以上な事をしない事が逆にテクニカルであると直に教えてくれる。 ハードロックもハードコアもガキの遊びだと断言できる

高校生の時、Tom Petty＆the Heartbreakersのレコードを買いに新宿へ行って間違えて買ってしまったこのアルバム。アメリカンパンクに対する偏見を解消してくれました。不評のようですがこのテンションはすごいです。ジャケのセンスも最高。レコードの中袋の安いインクのにおいがこれを聞くたびによみがえります。