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ジョン・コルトレ-ン 私は聖者になりたい

John Coltrane

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860202835
ISBN 10 : 486020283X
Format
Books
Release Date
September/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

NYタイムズの気鋭ジャズ批評家によるコルトレーン伝最高峰!

「ああ、あいつはそんなに吹けないよ」とわたしは言った。コルトレーンがわたしを見つめたので、わたしは繰り返した。「あいつの演奏はたいしたことはないよ」ってね。 時間がきて、わたしたちはステージに向かった。ステージに出た彼は、真っ先に「ヘイ、上がってこいよ」とライトに声をかけた。 そのセットが終わったあと、楽屋で彼はわたしが生涯忘れないことを言った。「どんな演奏をするやつでもかまわない。音楽に真剣に取り組んでいるかぎり、そこにはかならず耳を傾けさせるものがある。たったひとつの音符、たったひとつのサウンドかもしれないが、好ましく思うところがあるはずだ」
(本文より:ラシッド•アリの貴重な証言。コルトレーンにフランク•ライトについてどう思うかと訊ねられて。1966年)

•パブリッシャーズ•ウィークリー最優秀ノンフィクション賞受賞(2007年)
•全米批評家協会(NBCC)賞ノミネート(2008年)

■目次

イントロダクション

第一部 コルトレーン音楽の変遷 25

第一章  ウィリー•メイズって誰だい? 27
第二章  これといった成果はなく… 48
第三章  プレスティッジ 57
第四章  理論マニア 90
第五章  ヴァンガード=先駆者 133
第六章  二つのコンセプトの同時進行 165
第七章  最高の善 188

第二部 コルトレーンが与えた影響 205

第八章  そのスタイル 207
第九章  スピリチュアル 235
第十章  おまえは死ななければならない 257
第十一章 暗い日々 298
第十二章 次のコルトレーン 328

訳者あとがき 365

出典と謝辞/notes/ディスコグラフィ

Content Description

死後四十年経った今日もなお光輝を放つ、コルトレーンが成し遂げた偉業の本質とは何だったのだろうか?なぜ多くのミュージシャンやリスナーがこれほど強く彼に惹きつけられるのか?何がコルトレーンの進展を促したのか?現在ジョン・コルトレーンはどんな姿で捉えられているのか、もしかしたら、彼の業績を称えるわたしたちは間違っているのではないか?これがジャズの本質だ。パブリッシャーズウィークリー最優秀ノンフィクション賞受賞、国際批評家協会(NBCC)賞最終候補作。

目次 : 第1部 コルトレーン音楽の変遷(ウィリー・メイズって誰だい?/ これといった成果はなく…/ プレスティッジ/ 理論マニア ほか)/ 第2部 コルトレーンが与えた影響(そのスタイル/ スピリチュアル/ おまえは死ななければならない/ 暗い日々 ほか)

【著者紹介】
ベン・ラトリフ : 1996年からニューヨーク・タイムズ紙に寄稿しているジャズ評論家。マンハッタンに、妻と2人の息子とともに住んでいる

川嶋文丸 : 1947年札幌生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。レコード会社BMGに勤務し、ジャズの制作など主に洋楽の仕事に携わったのち、レコード・レーベル「カプリネット」を設立、同時にCDの企画、執筆・翻訳活動に従事する。訳書に『クリフォード・ブラウン 天才トランペッターの生涯』(ニック・カタラーノ著、音楽之友社2003年=ミュージック・ペンクラブ賞最優秀出版物賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Ichiro Toda

    ジョン・コルトレーンについて音楽面からのアプローチを試みている一冊。一部は伝記からなるが、あくまでの彼の音楽面をフィーチャーしながら、一生について語られている。特筆すべきなのは二部で、ジョン・コルトレーンが他のミュージシャンなどに与えた影響面と、実際に影響された作品などがピックアップさてている。当時のディスクレビューなども多くあり、とても興味深い仕上がりになっている。何冊かこの手の本を読んだが、矛盾しているような発言の箇所だったりいくつか気になる点があり楽しめた。より音楽を鑑賞するときの手助けとなる良書。

  • monochrome

    来日のときのインタビュー「10年後はなにをしていますか?」という質問に対しての答え「私は聖者になりたい」僕もそうです。10年では足りないかもしれないけれど。

  • uchiboha

    途中までだったけど読んだ

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