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ISBN 10 : 4416522711
Content Description
宇宙大航海時代を迎え、人文社会的視点を中心に、過去の大航海時代の背景との類似性等を分析するとともに、その後、創出されたイノベーションについて考察する。月や火星の探査にのぞむ宇宙大航海時代の到来をみすえて、その比較、現状把握を行うとともに社会的コンセンサスの参考となる。本書は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)により12回にわたって開催された『宇宙大航海時代検討委員会報告書』に基づき原稿を執筆し、一般向け書籍としてまとめたものである。
目次 : 第1部 宇宙大航海時代における日本の位置(太陽系探査と大航海時代の航海技術の対比/ 日本の宇宙探査の黎明期―小惑星探査「はやぶさ2」ミッション/ 宇宙大航海時代の足音/ 人類の活動領域拡大事業における現状認識と、今後の有人宇宙事業シナリオ)/ 第2部 大航海時代からの歴史的考察(大航海時代史概説/ 地球を山分けする…「世界分割」の夢/ 大航海時代の動機と心性について―マグリブと騎士修道会を手がかりとして/ イエズス会:「大航海時代」の一つの精神/ グローバル化の起点としてのコロンブスとコルテス/ 近世のカナリア諸島―地中海世界とアメリカ植民地の結節点/ インド洋は誰のものか―ビトリア、グロティウス、フレイタスの議論/ 日本から見た大航海時代/ 宇宙大航海時代と宇宙創造主について)/ 第3部 宇宙大航海時代の展望(総括―委員会の議論で得られたもの/ シンポジウム―委員会とJAXA研究者・技術者との自由討議)
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