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終わらざりし物語 上 河出文庫

J R R トールキン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467399
ISBN 10 : 4309467393
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『指輪物語』の世界を深く知るために欠かせない、必読の未発表文書集。アラゴルンの祖トゥオルの勇姿、『シルマリルの物語』でもお馴染みのトゥーリンの悲劇、第二紀の終わりに海中に没したヌーメノールの島の地誌、その島の王と王妃の愛と破局の物語など、秘められた歴史がここに明かされる。註釈や補遺も充実した決定版。

目次 : 第1部 第一紀(トゥオルおよびかれがゴンドリンを訪れたこと/ ナルン・イ・ヒーン・フーリン―フーリンの子らの物語)/ 第2部 第二紀(ヌーメノールの島について/ アルダリオンとエレンディス―船乗りの妻/ エルロスの家系 ヌーメノールの諸王―アルメネロスの都の創建から没落まで/ ガラドリエルとケレボルンの歴史―およびローリエンの王アムロスのこと)

【著者紹介】
J R R トールキン : 1892年、南アフリカのブルームフォンテン生まれ。第一次世界大戦に従軍後、学究生活を開始し、世界的な言語学者となった。言語・神話への豊富な知識を生かして創造されたファンタジー『指輪物語』は世界中に熱狂的なファンを持つ。『ホビットの冒険』、『シルマリルの物語』などがある。1973年永眠

クリストファ・トールキン : 1924年生まれ。作家J・R・R・トールキンの息子。トールキンの死後、多くの作品の編者を務めた。2020年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 泉のエクセリオン

    トールキンの中つ国に関する未完の物語を、息子のクリストファーが編集し発表出来る形にした所謂「草稿、未発表原稿集」。未発表だからと言って決して面白くない、蛇足であるということはなく、今まで中つ国の世界に慣れ親しんで来た人なら興味深く読むことが出来ると思う。中でも中つ国第二紀におけるヌーメノールの島の地図や「アルダリオンとエレンディス」におけるヌーメノールと中つ国の関係、ノルドール・エルフのギル=ガラドの手紙は、悪がまだ滅ぼされたわけではないこと、戦いはまだ終わっていないということが良くわかると思う。

  • roughfractus02

    本書は『シルマリルの物語』にも未発表の草稿をまとめ、『指輪物語』の細部や背景を補完するエピソード資料を収める。ヴァラールは中つ国(西に至福の国、東に太陽の国がある間)を、後に目覚める不死の死の2つの種族(エルフと人間)のために作り、灯火で照らした。この時代にヴァラールは冥王と戦い、至福の国アマンに逃れて暗闇が訪れ、エルフが活躍する星々の時代を経て、ヴァラールが太陽と月を作り出し、中つ国を照らして人間を目覚めさせる太陽の時代が本書に記される。この時代の第3紀に指輪戦争が勃発する。本巻は第2紀までを収録する。

  • 人間

    これは独立した物語ではなくて、未発表原稿を息子さんが編纂したもの。つまりシルマリルも指輪物語もすべて読み終えた人のための「資料」なので、いきなり読んではだめです。シルマリルを読んでて、シンゴルが何故そこまでトゥーリンを気に入ったのかわからなかったが、かなり詳しい補完文書がある。ガラドリエルの謎も色々詳しい構想があったみたいだけど、ちょっと理解しきれない。どこを並べても矛盾があって編者の息子さんも大変そうだけど父トールキンへの愛を感じる。

  • 広瀬研究会

    「個人神話」とも呼ばれる『指輪物語』シリーズには、未発表の草稿が膨大に残されていて、そのうちのいくつかを編集・構成してまとめたのがこの作品集。書きかけだったり矛盾があったり、創作の生々しい現場を目の当たりにしているようで、ストーリーとメイキングを同時に楽しめる感じ。『指輪物語』の最高の魅力は、言語学に裏打ちされたネーミングの緻密さだけど、フィンゴルフィン、ゴンドリン、ニルナエス・アルノエディアド……響きも字面も美しい言葉の数々を、この作品でも堪能した。

  • じぇろポーta

    P86、トゥオルとトゥーリンがお互いの正体を知らず一瞬だけすれ違うのが、異なる物語の主人公同士のクロスオーバーみたいで好き。中つ国の竜は北欧神話やキリスト教でイメージされる邪悪で強欲、奸智に長けた怪物だがおぞましい長虫グラウルングもなかなかいいキャラ。トゥーリンの物語は悲惨な結末含めて凄く神話的。ヌーメノールの地理、歴代王の系譜、伝説の航海王とその妃の物語等も興味深い。前々から読みたいと思ってたので文庫化されて嬉しい。

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