もう一つの太平洋戦争 米陸軍日系二世の語学兵と情報員

J・c・マクノートン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779125041
ISBN 10 : 4779125049
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
628p;22

内容詳細

白人社会の偏見と無理解のなかで、忠誠心と自らの信念に従い、また同時に父母の祖国への葛藤を秘めながら、戦時という極限のなかを生きた語学兵6,000人の記録。1960年代以降の公民権運動のなかで澎湃と湧きあがった日系二世、三世からの声―国家機密として抑えられていた日系二世語学兵たちの足跡を軍の正史に遺すべきだ―に応えた国防総省所属の著者がまとめた日米戦争の“知られざる”通史。

目次 : 真珠湾攻撃以前のアメリカ陸軍と二世/ 第四軍情報部語学学校(通称陸軍日本語学校)―一九四一(昭和一六)年一一月‐一九四二(昭和一七)年五月/ 陸軍日本語学校(MIS)の二世の先駆者―一九四二(昭和一七)年五月‐一九四二(昭和一八)年二月/ キャンプサヴェジ―一九四二(昭和一七)‐一九四三(昭和一八)年/ キャンプサヴェジ―一九四三(昭和一八)‐一九四四(昭和一九)年/ 一九四三(昭和一八)年の諸作戦に参加したMISの二世/ MISの二世アメリカ本土で勤務―一九四三(昭和一八)―一九四五(昭和二〇)年/ 一九四四(昭和一九)年の作戦におけるMISの二世/ フォートスネリング一九四四‐一九四五(昭和一九‐二〇)年/ 一九四五(昭和二〇)年の諸作戦におけるMISの二世/ MISの二世と日本の降伏―一九四五(昭和二〇)年八月‐九月/ MISの二世と日本占領初期―一九四五(昭和二〇)年九月‐一九四六(昭和二一)年二月/ MISの二世と歴史

【著者紹介】
J・C・マクノートン : 陸軍史家。1952年生まれ。ミドルバリ・カレッジ卒業、ジョンズホプキンズ大学の歴史学博士号取得。国防総省語学研究所外国語センター(DLIFLC)主任歴史家やハワイとヨーロッパ司令部付歴史家やワシントンDCのアメリカ陸軍歴史研究所研究員などの資格で30年間勤務

森田幸夫 : 1930年生まれ。京都大学文学部西洋史学科修士課程修了。アメリカオハイオ州立大学大学院歴史学専攻修士課程修了、M.A.取得。愛知県立大学教授、金沢学院大学教授、金沢大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • BLACK無糖好き さん

    太平洋戦争においてアメリカの陸軍日本語学校で教育を受けた日系二世の語学兵が、南太平洋・オーストラリア・中国-ビルマ-インドなどの各戦域に派遣され、極秘の情報収集、敵から押収された文書の翻訳、日本兵捕虜の尋問などにいかに貢献したか、又、戦後の占領期に二世が果たした役割などを、関係者の豊富な証言や回想記も織り交ぜながらダイナミックに綴っている。アメリカ国内で日系人が虐待される中、アメリカのために親族のいる日本と戦う心の葛藤を抱えた二世たちが、自分たちの存在意義を刻みつけた軌跡。余韻がいつまでも残る。

  • samandabadra さん

    2019年の最初の本として選んだのはこの本。今、やっている翻訳に関する研究の一冊として読んでいたのだが、科研でやっている太平洋戦争が終わった後の在外日本人の動向に関しての一冊として読めることも判明。モンゴル、満洲、中央アジアなどのケースを担当しているが、ここでは戦争終了後、中抜きされて取り残された兵士たちなど、20〜30万人の引揚に際し、二世語学兵の果たした役割についても書かれていて興味深い。満洲にわたった兵士もいたようだ。彼が残した成果については詳しく書かれていないようだが、どこかで文献を探してみたい

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