CD

Secret Life Of

Harpers Bizarre (ハーパース・ビザール)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCR75386
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
2ボーナストラック, リマスター

商品説明

のちに大ワーナー・レコードの重要人物となるテッド・テンプルマンが’60年代に在籍したグループ…といっても大して興味の湧かない方もいるでしょうね――では改めてご紹介致します。このハーパス・ビザールこそは日本で”ソフト・ロック”と呼ばれる系統のグループの中でも高い人気を誇るグループであり、本作『シークレット・ライフ』はその最高傑作とも言われる作品なのです!
本作のCDにはハーパース・マニアを自認するピチカート・ファイヴ小西康晴さんの素晴らしいライナー・ノーツが付いていますので、興味を持たれた方は是非CDを購入して、そのライナーを読んでみて下さい。大変勉強になります。ココではそうは言っても始まらないので、そのライナー文も参照(&リスペクト)させて頂きながら私なりに書いてみますので、どうかお付き合い下さい。

“ワーナー・ブラザースのバーバンク・サウンド”という言葉を日本で広めたのはヴァン・ダイクパークスをいち早く評価した細野晴臣氏でした。簡単に説明するとプロデューサーのレニー・ワーロンカーはじめとするスタッフ達によって作り上げられたバーバンク・サウンド(ワーナーの住所から付いた愛称)は映画の画面上に映るような架空の現実を音のコラージュや曲のムードなどで表現したものでした。
ハーパース・ビザールは実際のところ、バンドとしての活動云々より、そうした優秀なスタッフ達(レオン・ラッセルなど)が寄ってたかってサウンドの冒険を試みる素材のようなグループだったようです。
そうした彼らの試みが究極といえるまで煮詰められた結果がこの作品だと思います。では各曲を追って行きましょう(できれば聴きながらの方がイイんですけど…)。

1.LOOK TO THE RAINBOW
ストリングスとハーパースお得意の甘いコーラス・ワークがイントロダクションとなってアルバムが始まります。ワーナー映画「フィニアンの虹」のテーマソングです。
2.
夢見がちなムードを突然破る爆発音。続いては南北戦争中のニュー・オリンズの戦場が舞台となります。行進曲風のリズムに乗せて軍隊は進んでいきますが、進むにつれて段々と悲壮感の増す感じのユニゾン・ヴォーカルが何だか笑えます。ペリー・ボトキンJR.編曲。
 3.WHEN I WAS A COWBOY
今度はよりコミカルなナンバー。開拓時代の西部が舞台です。少しトロいくせに短気そうな主人公の元カウボーイが淡々と語る、という感じのユニゾン・ヴォーカルとカィ、カィ、ィユピーという威勢のいい掛け声の対比がユーモラス。小西さんによると、銃声がクラクションに変わるのはダニィ・ケイの映画のアイディアと全く同じだそうです。その後、間奏曲。これは彼らのデビュー・ヒット「フィーリン・グルーヴィ」からのコーラス部分のコラージュ。
4.SENTIMENTAL JOURNEY
ドリス・デイで有名なポピュラー・スタンダード。ハーパース・ヴァージョンはさすがにドラムも軽快なソフト・ロック・ヴァージョン。時折出てくる女声(ですよね?)コーラスもいい感じのアクセントになってる。ボー・ブラメルズのロン・エリオットのアレンジ。
5.LAS MANANITAS
メキシコ辺りの南米か、スペイン系の哀愁の雰囲気を持った曲。バート・バカラックの映画サントラ「明日に向かって撃て」風の味わいがある。フリッパーズ・ギターの1stのラスト曲はこの曲のメロディに似てるような…?
6.MEDLEY:BYE,BYE,BYE〜VINE STREET
オープン・リール式テープの巻き戻しのSEに続き、別れを告げる悲しげな曲が現れる(ただし、サビはバイ、バイといってるのにメジャー・コードで歌われる。強がってる、って感じ?)一瞬、間が空いてからランディ・ニューマン作「ヴァイン・ストリート」へ。ヴァン・ダイク・パークスの『ソング・サイクル』に入っているヴァージョンが今は有名? 
7.
ピチカート・ファイヴも愛情あるカヴァーをしていたバート・バカラック作曲の名曲。ハリウッド映画上に出てくる妙なイメージの日本が舞台で、日本のカップルが主人公。チョット変な英語使いが可笑しくも泣かせる人情喜劇的なナンバー。このハーパース版が最高の出来。次がピチカートかな?(バカラック本人のお墨付きですもの)
8.I’LL BUILD A STEIRWAY TO HEAVEN
舞台は日本から(間奏を挟んで)いきなり天国=宇宙かい!?ってチョット突っ込みたくなる展開ではありますが、やはり日本は世界の東の果てなんでしょうかね(西海岸LAはそれでも近いと思ってたのに)。要所々々でストリングスや細かいパーカッション類を上手く使ってスペーシーな感じを出してる。
9.GREEN APPLE TREE
牧歌的なムードで、1stの頃のハーパースを思わすシンプルな曲。しかしこのアルバム、シンプルな曲でもよく聴くといろんな音が細かく重なってますよね。特にアコースティック・ギターの演奏は曲のグルーヴを決定する重要な部分を担ってる。小西氏はこの曲のギターはライ・クーダー?と指摘してらっしゃる。
10.SIT DOWN YOU’RE ROCKING THE BOAT
このアルバムではハーパースに特徴的なユニゾン・ヴォーカルが活きていると思う。この曲には何か真顔で冗談言ってるようなコメディの要素を感じます。これも危機迫ってるのに(迫ってるから?)どうにも可笑しくて仕方ない状況を描写。マジメなことほど可笑しいのです。
11.I LOVE YOU MAMA
アメリカ南部、ルイジアナ地方のゆったりとした空気を感じさせる曲。ただしどこか書割的なのがやはりバーバンク・サウンド的。
12.FUNNY HOW LOVE CAN BE
イギリスの60’sポップ・グループ、アイヴィー・リーグのヒットで有名な曲。ペリー・ボトキンJR編曲です。
13.MAD
フリッパーズ以降のネオ・アコ、ギター・ポップ・ファンならジャストな曲調。まさにあの音です。アコギのカッティングと甘いコーラスのハーモニー、ソフト・ロックの名曲のひとつでしょう。フェイクなポップスがカッコ良かったエル・レーベルから出た、キング・オブ・ルクセンブルグ(=サイモン・フィッシャー・ターナー)のアルバムに入ってました。
14.LOOK TO THE RAINBOW
再び1曲目同様のテーマ・ソング。
15.DRIFTER
ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズのヴァージヨンも知られる人気ソフト・ロック・ナンバー(作曲はロジャニコ+ポール・ウィリアムス・コンビ)。小西さん同様このハーパース・ヴァージョンが一番だと思う人は(私も含め)、数多く居ることでしょう。編曲はニック・デカロ! 空の彼方に消えていくかのようなアウトロ…と思ってCDをかけっぱなしにした人はビックリするに違いありません。少しの間があってからリプライズが…。さて茶目っ気あるこんな余韻でこのCDは終わりです。ぜひ聴いて下さいね!

内容詳細

1968年リリースの3rdアルバム。小西康陽ほか多くのハーパース・ファンが絶賛する本作は、ソフト・ロック史に輝く至高の一曲、バート・バカラックの「ジャパニーズ・ボーイ」を含む名盤だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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5.0

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夢みたいな音楽です。桃源郷がもしあれば、...

投稿日:2009/05/28 (木)

夢みたいな音楽です。桃源郷がもしあれば、きっとかかってますよ、このアルバム、BGMに。バーバンク特有の靄がかった様なムードがよりドリーミーな雰囲気を醸し出してます。んで、ドリフター。やっぱり泣けますよね。きっとカーペンターズのヒット曲が琴線に触れるのと同じですかね。ロジャニコとポールは、筒美京平位偉大だなあと思います。最高です。

t.s. さん | 大阪府 | 不明

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一歩前に出た最高作ですね。こういのがもっ...

投稿日:2004/09/16 (木)

一歩前に出た最高作ですね。こういのがもっと聴かれるべき、継がれるべきと思うんですがねぇ...

NgY さん | TOKYO | 不明

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10点じゃなくて本当は∞で。Beach Boys[SMI...

投稿日:2004/04/15 (木)

10点じゃなくて本当は∞で。Beach Boys[SMILE]→Van Dyke Parks[Song Cycle]の次がこのアルバムだよね。そんなディスカバーアメリカ特急便。

かりた さん | ホーリーウッド | 不明

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