おやゆびひめ

花の中から生まれたおやゆびひめ。ある日、おやゆびひめを息子のお嫁さんにしようとしたカエルにさらわれてしまう。そんなおやゆびひめをかわいそうに思った魚が逃がしてくれるが…。

【著者紹介】
ハンス・クリスチャン・アンデルセン : １８０５年４月２日、デンマークのオーデンセに生まれる。１４歳で役者を志してコペンハーゲンに出る。３０歳のとき、イタリア旅行の体験をつづった『即興詩人』を書き、作家としてみとめられる。その後『おやゆびひめ』『人魚ひめ』『みにくいあひるの子』『はだかの王さま』など多くの童話を書き、７０歳で亡くなるまでに１５０編あまりの童話を発表。「童話の王さま」として、世界中の人々に愛されている

ピア・クロイハ・ラッカ : デンマークに生まれる。１８歳でプロの画家としてデビュー。詩的な作風で、アンデルセン童話を題材としたものを中心に、カレンダーや絵はがきなど創造力に富む数々のデザイン作品を発表。ショップのクリスマスデコレーションなども手がける。『おやゆびひめ』が、絵本作家としてのデビュー作品になる

角野栄子 : 東京に生まれる。早稲田大学卒業。出版社に勤めた後、１９６０年からブラジルに２年間暮らす。１９７０年ころより絵本、童話の創作をはじめる。『わたしのママはしずかさん』『ズボン船長さんの話』『かいじゅうトゲトゲ』『魔女の宅急便』など、たのしい作品を発表。産経児童出版文化賞大賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、路傍の石文学賞などを受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）