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巡り逢う才能 音楽家たちの1853年

H.マクドナルド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784393932087
ISBN 10 : 4393932080
Format
Books
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : ■第1章: ブラームスの旅立ち / ■第2章: 再起をかけて / ■第3章: 宮廷楽長フランツ・リスト / ■第4章: 亡命者ワーグナー / ■第5章: 新音楽の胎動 / ■第6章: 大学に憩い、ラインの川辺を歩く / ■第7章: 保養地にて / ■第8章: “楽劇”が動き出す / ■第9章: カールスルーエ音楽祭 / ■第10章: 「新しい道」 / ■第11章: 古巣パリにて / ■第12章: すれ違い / ■第13章: 三人目の「B」 / ■第14章: 冷たいライン川に

【著者紹介】
ヒュー・マクドナルド : イギリス出身。セントルイス・ワシントン大学名誉教授(音楽)。これまでケンブリッジ大学、オックスフォード大学で教えたのち、グラスゴー大学とセントルイス・ワシントン大学で教授を務める。スクリャービンやベルリオーズに関する著作がある

森内薫 : 翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    1853年、ハンブルクから音楽の才能に満ち溢れながらもまだ、注目されていなかった青年が旅立った。彼の名はブラムース。音楽が新たな局面へ動き出す、目紛しい約10ヶ月を描いた作品。次々と飛び出る人間関係の細やかさや音楽事情を必死に捉えながらもヨヒアムとの友情、憧れのリストからの駄目出し、短い交流だったがブラムースを世に送り出した影の功労者のレメーニへの労りが興味深い。それにしてもワーグナーって自分を語る時が一番、エンターティナーとして向いていたんじゃないかしら。後、ブラムースって若い頃は美青年だったのね!

  • あんさん

    馬車や夜汽車での移動をものともしない、音楽家たちの身体の丈夫さがうらやましい。特にリスト、ベルリオーズ、ヨアヒム。クララシューマンは妊娠3-4ヶ月で過密な演奏旅行をしている。観客からの称賛が音楽家のエネルギー源であり、音楽家には演奏する場所が必要なのだ。

  • もと

    1853年のブラームスの肖像は竹宮恵子の「変奏曲」第2部のニーノのモデルでは? なんて思ってしまった。

  • tacosamba

    1853年のヨーロッパの一流音楽家たちにスポットを当てたなかなか面白い試みの伝記。主人公は主にブラームス、ヨアヒム、シューマン、リスト、ベルリオーズ、ワーグナーなどの超一流作曲家。大変強烈な個を持っている人たちの間にこんなにも心温まる交流があったことに結構驚いた。若いブラームスはやっと世に名前が出た年。リストは世話焼きで大量の弟子を引き連れて歩いている。ベルリオーズは下り坂を真っ逆さまに転がり落ちてる感。ワーグナーは亡命先でニーベルングを書き始める頃。それぞれ強烈なストーリーがある。

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