ダン・ハフのいないジャイアントなんて・・・。しかし、実際には作曲やギターソロでかなり参加していて、じゃあ何で歌わなかったの？という感じ。 テリー・ブロックのヴォーカルは素晴しいが、曲がすごくいいだけに、どうしても「ああ、これをダンが歌ったらどんなにか素晴しいだろう」と想像してしまう。正直、ジャイアント名義でなく、「テリー・ブロックのソロアルバムにジャイアントメンバーが全面参加！！」というようにしてくれたほうが、ファンとしてはわだかまりなく聴けると思うが、やはりジャイアントのブランド名が必要だったのだろうと思う。わだかまりなしに聴くと、近年まれに見るくらい、超がつくほどストレートな80’s系の極上メロディアスアメリカンロックだ！！特にM１〜M３まではなんどもリピートして聴いてしまうし、ジャイアントのメンバーになるはずだったmark spiroの名曲M８なども新しく生まれ変わっている！！

現在はナッシュビルで様々なジャンルのアーティストのプロデュースを手掛けるダンハフ率いるアメリカンハードロックの雄、ジャイアント初のライブアルバム。80〜90年代にロス近郊で素晴らしいセッションワークを聞かせてくれた彼のゴリゴリの早弾きはとにかくサイコー！曲もアメリカしてます。とにかく聞いて！！

あまり言葉にしたくないけれど｢STAY｣について言わずにいられない。曲＆ﾉﾘの良さと繊細で美しいｱｺｷﾞのﾒﾛﾃﾞｨｰﾗｲﾝ＆音色に感涙ﾓﾉﾃﾞｽ。3rdとﾗｲﾌﾞ＆ｱｺｰｽﾃｨｯｸの2枚も即買いです。