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賢者ナータン 岩波文庫

G.e.レッシング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003240496
ISBN 10 : 4003240499
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

キリスト教、イスラム教、ユダヤ教のうち、真の宗教はどれか? 舞台は十字軍時代のエルサレム。難題を突き付けられたユダヤ教徒の商人ナータンが「三つの指環」の寓意で示した和合の道は、人々を大きな奇蹟へと導く。寛容とはなにかを問う啓蒙思想家レッシング(1729-81)の代表作。分断の時代に読まれるべき古典。

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    聡明且つ篤実なユダヤ人商人、ナータンの血の繋がりはないが、最愛の娘が危機に陥っていた時に助けてくれたのはテンプル騎士団の青年だった。温情と恋心をごちゃまぜにした愛娘レシャに応えようとする一方、統治者であるサラディンからこう問われる。「真なる宗教とは何か」と。三つの指輪の寓話によって切り抜け、レシャと騎士との仲を取り持ったのもつかの間、キリスト教徒であるダーヤの余計なお世話によって命の危機に晒される事になる!それにしても慈悲深きキリスト教の権威である司教の見解の狭さが世も末過ぎる。ラストは意外なオチで終幕

  • 春ドーナツ

    なんかどこかで聞きかじったことがある題名だ。ターザンと混同している訳ではない。悔いのない読書ということを思い浮かべる。ある時点で「あれを読んでおけばよかった」と未練を残さないためには、聞きかじったことがある本の扱いはどうしたら良いのだろう。とりあえず答えの出せないまま表紙を開く。開いてすぐわかるのは戯曲だったことだ。そうなのかと思う。たぶん19世紀の作品だけれど、非常に開明的なプロットであると私も思う。帯は今のこの時代こそ、本書を読むべきだと訴えている。そして「寛容とは何か」と大書されている。なんだろう。

  • zunzun

    寛容さとやらを感じたいときに、つまり、トランプのような人物が大統領になったときにそういうのを感じたい人が読む本。訳文は非常に読みやすく、話の内容も面白い。究竟は関係者が親族であったというオチで、その一点においてユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三者が親睦を結ぶといったものだが、そこに価値を覚えるよりも純粋に会話の丁々発止としたやりとりに面白みを感じた。解説にあるように和解や寛大と関係のない托鉢僧の発言こそ実はもっとも深遠かつ真理のように思われた。

  • DK-2084

    ★★★★☆

  • Happy Like a Honeybee

    宗教をめぐる争いに終わりはあるのか?

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